◎1999◎
バップのミュージックファイルシリーズに久々にウルトラモノがラインナップです。
「ウルトラQミュージックファイル」
「ウルトラQミュージックファイル Vol.2」
「ウルトラマンミュージックファイル」

マザーテープが現存している分の宮内国郎さんのQ・マン音楽は、他作品流用曲を除いて、この3枚と後に出る未収録編で全て聴く事が出来ます。 '91年発売のキングレコード版とセットでパーフェクトです。

「帰ってきたウルトラマンミュージックファイル」
帰マンの歌の原盤権は日本コロムビアが持っているので、これまで他社から発売されたアルバムには未収録もしくはカバーバージョンだったのですが、今回日本コロムビアの特別協力によりオリジナル版の1コーラスとカラオケも収録されています。やはりテレビ作品のサントラ盤は主題歌から始まったほうが気持ちが盛り上がりますもんね。
そしてさらにこのCDにはポリドールの協力により、前述した第34話“許されざるいのち”使用のPYGの曲『花・太陽・雨』まで入ってます。
他作品からの流用曲やシーモンスの唄もあって、帰マン音楽集の決定盤ですね。


「ウルトラセブンミュージックファイル」
「ウルトラセブンミュージックファイル Vol.2」

こちらも又、後に出る未収録編とあわせればセブン音楽はほとんど揃う決定盤。 さすがミュージックファイル、というか早川優さんを始めとするサントラ盤構成者の方々のたゆまぬ努力にはいつも敬服しています!
「ウルトラマンガイア オリジナルサウンドトラックVol.2&3」〜東芝EMI〜
Vol.2の目玉は、石橋けいちゃん=チームクロウのテーマのボーカル入り。 須藤ひとみさんの歌うこの曲はこれでしか聴けません。
Vol.3にはこれまでの未収録分やウクバールのテーマ・ツチケラのオルゴール等後半の追加録音曲が盛りだくさん。 ガイアがアグルの光をもらいヴァージョンアップした後、それまでのガイアのテーマにアグルのテーマのコーラスがかぶっているという計算され尽くした曲設計にしびれました。


「ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 オリジナルサウンドトラック」〜東芝EMI〜
テレビと同じく佐橋俊彦さんが担当された映画音楽。パワーアップしたアレンジ・演奏で聴かせてくれます。
そして映画オリジナル“勉のテーマ”“3人組のテーマ”“リサのテーマ”“ガリバーのテーマ”等の新モチーフもこの作品をさらに盛り上げます。
ラストの3大ウルトラマン決戦時に流れるM25は、矢野立美さんのティガとダイナのテーマも採り入れた豪華版。 実際の作品では後半ガイアのテーマに変わっていきますが、原曲では各ウルトラマンの活躍シーンに合わせてそれぞれのテーマが細かく展開する様に構成されています。

このCDには同時上映「ウルトラマンM78劇場 Love & Peace」の音楽も収録。 最近のゴジラシリーズでいい仕事されてる大島ミチルさんの作曲です。
一言もセリフ無しのこのアニメ!
そのキャラから子供向けだろうと舐めてかかったら大間違い。情感たっぷりな音楽と相まって、実は私は当時メインのガイアより感動してしまいましたよ。
ところで超時空の大決戦で重要な役割をした偕成社のガリバーの絵本、当時復刻するとか聞いてたので書店の絵本コーナーいつも探してたけど見つけられませんでした。結局復刻しなかったのかな?


「Beat on Dream on」〜エアーズ〜
菊田知彦さんの歌うガイアの新エンディングテーマ。 同時収録『青い狼』と各カラオケ入りの8センチCD。
我夢と藤宮がお互いの主義主張を乗り越えて解り合えた心情を見事に表現した唄ですね。
旅空から人を想う歌詞の『青い狼』も何気なく藤宮をイメージしてしまいます。絶対狙ってますよ。


「ウルトラマンボ ウーッ!」〜東芝EMI〜
「ウルトラマンM78劇場 Love & Peace」のオープニング。歌うは児童合唱団?のPa-Pee-boo。
エンディング『毎日がパラダイス』と各カラオケ入りの8センチCDです。
かわいいですね〜♪怪獣の名前を織り込んだダジャレ風歌詞のオープニング。
このCDに別紙で付いてる歌詞カードは、怪獣の部分がM78の絵になってて中々歌うの難しいですよ。
一番の出だしが“宿題ガヴァドンあるけれど・・”というのもお気に入り。
エンディングも三輪車をこぐM78マンにぴったりのテンポでウキウキしてきます。
M78劇場、朝の5分番組になって欲しいな〜。
「ULTRAMANIAX-RHYTHM」
「ULTRAMANIAX-BEAT」〜コナミミュージックエンタテインメント〜

“日本のトップDJ&アーティストが集結したウルトラマニアックなウルトラミックス!!”(帯より)
リズムヒップホップ/ハードコア/R&B/レゲエ/ビートテクノ/D'N'B/ハウス/クロスオーバー
といったジャンルにリミックス・アレンジされたウルトラサウンド。
'91年にソニーレコードから発売された「SHUWATCH」をさらにマニアックにした感じです。
2枚合わせて全17曲の中には、一体どこにウルトラのモチーフが使われてるの?という様なブッ飛んだ曲もありますが、全体的にこの種の本格サウンド風にカッコ良くまとまっているなと、音楽オンチな私が聴いても伝わってくる力作です。


「ウルトラシリーズミュージックファイル 未収録編」
「ウルトラシリーズミュージックファイル 未収録編Vol.2」〜バップ〜

Q〜レオのミュージックファイルシリーズに入りきらなかったものをまとめています。
作品内未使用曲やキープ分など、これまでアナログ盤やCDにも収録されていなかった初出の曲多数。

1枚目はQとマンから。
'91年にキングレコードから「ウルトラマン総音楽集」が出た時、マザー録音テープ未発見の曲はMEテープから抜粋されていましたが、このCDでも数曲減ったものの、やはりまだ行方不明の曲は多くて、同じ様にMEテープから抜粋されています。 さて、本当の本物の純粋なガヴァドンのテーマが聴けるのはいつの日か?
2枚目はセブン・帰マン・レオ。
こちらも細かい曲いろいろと、他作品からの流用曲等から構成されています。
こういった重箱の隅をほじくる様なものが企画され、又それがちゃんと商売として成立するウルトラってやはり素晴らしいです!
この年はティガ・ダイナ・ガイア3作セットのアルバムが結構発売されました。その中から選んで買ったものです。まずは左上。
「Ultra Super Special Sellection ウルトラマンガイア/ティガ/ダイナベストソングス」〜東芝EMI〜
平成シリーズの主題歌・挿入歌・カラオケのベスト盤。 ジャケットのカッコ良さだけにつられて買いました。
ウルトラマンガイア!/ガイア ノ チカラ/ウルトラマンダイナ/いまこそフラッシュ/ミラクルの風になれ
ダイナの赤い輝きに/Take off!!スーパーGUTS/TAKE ME HIGHER(カバーバージョン)
8曲+各カラオケの16曲入りです。

写真右上。

「ウルトラマンガイア・ウルトラマンダイナ・ウルトラマンティガ エンディングテーマ完全収録盤!!」
〜エアーズ〜

Beat on Dream on/Lovin'You Lovin'Me/ULTRA HIGH/君だけを守りたい/Brave Love, TIGA
全てオリジナル版の平成エンディングソング集。各カラオケも入ってます。

左下。

「エンディングテーマ集 ウルトラマンガイア/ダイナ/ティガ」
同じくエアーズから、右上のものより7ヶ月前に発売されていたのがコチラ。
上記のCDの『Beat on Dream on』が入って無いバージョンです。


「ウルトラマン・ベストヒットメドレー!」〜バンダイミュージックエンタテインメント〜
今やウルトラサウンドには欠かせないProject D.M.M.のウルトラソングデビュー盤!(たぶん)
約16分の時代をさかのぼるウルトラ主題歌メドレー。カラオケも入ってます。
マン〜ガイア〜ダイナ〜ティガ〜パワード〜グレート〜80〜ザ☆〜レオ〜タロウ〜A〜帰マン〜セブン〜最後は再びマンで締めます。
D.M.M.らしい爽やかな歌声、そして無理の無いテンポとアレンジに、お子様と一緒にカラオケで歌うには現在までのところ最高のウルトラメドレー曲だと思います!
「ウルトラ・ソングブック/ミュージックファイルコンピレーション」〜バップ〜
これまで発売されてきたウルトラのミュージックファイルシリーズで採り上げられなかったフルサイズの主題歌・挿入歌が1枚のアルバムになりました。 特に目新しいものは無いですが、記念という事で買いました。
Q〜レオまで20曲と、オリジナル新作ビデオ「ウルトラセブン1999最終章」から2曲。
『帰ってきたウルトラマン』は子門真人さんバージョン。『ウルトラの母のバラード』はペギー葉山さんバージョンです。


「ウルトラセブンの歌99/ウルトラセブンのバラード」〜バップ〜
「ウルトラセブン1999最終章」のオープニングとエンディングです。
映画「実相寺監督作品ウルトラマン」主題歌やザ☆のエンディング『愛の勇者たち』でおなじみの佐々木功さんによる、『ウルトラセブンの歌99』と『ウルトラセブンのバラード』、各カラオケも入った4曲入り8センチCDです。
私、この「ウルトラセブン1999最終章」の最大の収穫は、下記紹介の新録音BGMと『ウルトラセブンのバラード』だと思ってます。 ダン=セブンの心情を表した名曲ですよ。朝焼けの空を眺めながら聴きたい一曲です。


「ウルトラセブン ニュー・オリジナルサウンドトラックVol.1&2」〜バップ〜
「ウルトラセブン1999最終章」の為に新たな演奏・新録音で甦る冬木さんの名曲の数々!
なんと素晴らしい企画でしょうか。かなり原曲を忠実に再現していますが、やはり微妙に違っていて、オリジナルと聞き比べると大変興味深いです。 新曲も数曲あり、さらに♪ワントゥッ・スリッフォの『ULTRA SEVEN 99』佐々木功さんの歌もカッコいいです。 ビデオに毎回収録されていたメイキング映像用のBGM(他作曲者)も入ってます。
'92年発売の円谷15枚組でもウルトラQとウルトラマンのBGMを数曲新演奏で再現していましたが、さらに追加録音をしてこの2作も新アルバム化になって欲しいものです。
「ウルトラマンシンフォニー」〜エアーズ〜
日本フィルハーモニー交響楽団演奏による、ウルトラマン〜ガイアまでの主題歌の交響組曲版。
ウルトラマンの歌のみ、序曲とシンフォニックマーチの2種有り。全12曲。
ウルトラの交響曲化といえば'79年にアナログLP盤で出た「交響詩ウルトラマン/ウルトラセブン 」('87年CD化)という私も大お気に入りの名盤がありますが、あれは作曲者ご自身で編曲されたいろいろなモチーフが演奏されていて、どちらかといえばマニア受けの部類でしたが、こちらは主題歌のみと限定しているので、どなたでも親しみ易いでしょう。
こんな言い方は失礼かもしれませんが、編曲も大変真面目に・丁寧にされていて、良質の交響組曲になっていますね。 特に8曲目の『帰ってきたウルトラマン』は、静かな導入部から始まった後、優しく奏でられる主題歌のメロディーを聴いていると胸がしめ付けられます。


「特撮狂〔TOKUSATZCREW〕」〜ラストラムコーポレーション〜
インディーズレーベルから発売された特撮作品の楽曲のロック編曲集。ライナーノーツにはオルタナティブ・ロックと書かれてます。
円谷系は、1曲目に怪奇大作戦主題歌『恐怖の町』。
アルバムのオープニングを飾るにふさわしく、ボーカル無し・派手でノリノリの演奏となってます。
そして10曲目にハードにシャウトする『猿の軍団』があります。
その他、ゴレンジャー/FIREBALL XL-5/マッハバロン/かえせ太陽を/サンダーバード/ワイルドセブン/ギャバン/マタンゴ ・・等。 個人的にエレキがテケテケなサーフナンバーに演奏された、仮面の忍者赤影の『白影のテーマ』が気に入りました。


「スーパーヒーロー作戦 オリジナルサウンドトラック」〜ファーストスマイルエンタテインメント〜
同名のプレステ用RPGゲームソフトの音楽集。
このゲームオリジナルのBGMと共に、各登場キャラクターのBGMも入ってます。
ウルトラ系からは、初代マン・セブン・新マン・レオ。それぞれのオリジナルBGMがゲーム用にアレンジされて数曲ずつまとめられています。 ゲーム用といってもプレステなのでファミコン時代の様なチャカチャカ音ではなく、そこそこ聞かせる音です。


「スーパーヒーロー作戦 ボーカルコレクション」〜ファーストスマイルエンタテインメント〜
渡辺宙明さん作曲・水木一郎さんと堀江美都子さん熱唱のヒーローソング王道に仕上がったこのゲームの主題歌と、各登場キャラの主題歌・挿入歌を新録音したアルバムです。
ザ・カインズによる『ULTRA SEVEN』、水木一郎さん歌う『戦え!ウルトラマンレオ』、影山ヒロノブさんとアップルパイの『ウルトラマンタロウ』の3曲がウルトラからのラインナップ。 その他、ギャバン/シャイダー/ハカイダー/キカイダー/01/Gガンダム/ズバット 等。 ゲーム主題歌とズバット以外はカラオケも収録されています。
ウルトラ3曲はもちろんですが、実はハカイダーとズバットの新録がかなり嬉しかったりしてます。つい雄叫びをあげてしまいますね。
「ウルトラマン コンプリート・ソング・コレクション」〜日本コロムビア〜
'96年にリリースされた6枚のCD「ウルトラマン コンプリートソングコレクション1〜6」を再構成、カラオケ等はやめてレコード用歌曲のみに限定し、ティガ・ダイナ・ガイアのコロムビアカバーバージョンを追加した5枚組CD-BOXです。
収録曲については特に目新しい収穫は無く、唯一特筆すべきは、今までいろいろなミスが重なって正式レコードサイズステレオ版が同一CDで揃わなかったハワイ版セブンの歌2曲が、やっと揃って収録された事。
という事で、本来なら買わない部類なのですが、やはり特別BOX仕様のケースに付いているカラータイマーに惹かれて買ってしまいました。

ウルトラマンの胸がデザインされたケースのカラータイマー部に穴が開いており、裏からカラータイマーが覗いています。 このボタン電池が仕込まれた直径2センチ程のクリアブルーのカラータイマーは、携帯電話の電波を感知して黄色い発光ダイオードが光る仕組みになっていますが、これがかなりショボくって・・・。
今思うと何故携帯に反応する仕様にしたんでしょうね。あまり意味が無いです。 まあ、コストの問題でしょうが、音に対して青点灯・赤点滅とかの方が良かったかと。
「CDツイン ウルトラマン」〜日本コロムビア〜
毎年恒例の歌の寄せ集め集。20曲入り2枚組CDです。
前田達也さんと宮内タカユキさんの歌うガイア主題歌のコロムビアカバーバージョンの為だけに買いましたが、この2ヵ月後に出た上記5枚組BOXにも入ってたので、このCDの価値は無くなりました。


「エターナルグリーンシリーズ/TVアニメテーマソング集1」〜日本クラウン〜
“歌と演奏/ファーストアカデミー ・オリジナル歌手ではありません。”
と、ジャケットに書かれた全20曲の中に、『ザ・ウルトラマン』と『帰ってきたウルトラマン』があります。
『帰ってきたウルトラマン』は'91年にビクターから発売された「ウルトラ・コンピレーションI」にも収録されている外山浩爾さんバージョンでしたが、『ザ・ウルトラマン』は初耳な歌声でした。


「超人帝拿 勁勁勁動畫歌集!!!」〜Fitto エンタテインメント〜
ティガ中国版と同じく、CDショップのワールドミュージックコーナーで見つけました。
4曲入りのCD1枚とビデオCD1枚がセットになっています。
このビデオCDにはたぶん主題歌のプロモ風映像が入ってると思うのですが、パソコンでどうやっても見る事が出来ません・・・
あと良く判らないのが、CDの1曲目はダイナの歌に間違いないのですが、その他の3曲はそれぞれ別のタイトルが付いていて、どうやら関係ない作品の歌らしい事。(一つはディズニーのライオンキングっぽい)
ジャケットにはダイナの写真しか使われてないのに???

さて、その1曲目は 歌/謝霆鋒さん・曲/山本洋太さん・詞/田中小百合さん による“超人帝拿”主題曲『正義大朋友』。 やはりティガの時と同じ様に菊池俊輔さん作曲風です。
♪四處正呼救・救地球!救地球! サビの部分が燃えます。


「ブースカ!ブースカ!!」〜キングレコード〜
林原めぐみさんが歌うオープニングテーマ『ブースカ!ブースカ!!』とエンディングテーマ『晴れときどき晴れ』と各カラオケ入りの8センチCDです。
ガイア終了後、テレビ東京系列で始まった新作ブースカ。スタッフもほぼ同じで裏平成ウルトラといった感じでしたね。後にダイナオリジナルビデオで同一世界になったし。
向ヶ丘遊園内に作られていた新とんとん亭のログハウスを見に行けなかった事が私にはとても心残りです。


「ウルトラマンナイス/グルグルジャングル」〜バンダイミュージックエンタテインメント〜
ティガ再放送でのCM内ドラマ/インフォマーシャルの新ウルトラマン。
出光にゼアスあれば、バンダイにはナイスがいます!
Project D.M.M.の歌う主題歌『ウルトラマンナイス』と、この年オープンした円谷ジャングルのテーマ曲『グルグルジャングル』と各カラオケ入りの8センチCD。 このナイスの歌ですが、なんと翌年、それも半年以上経ってから1曲追加・普通サイズのCDで東芝EMIから再リリースされています。
「'99 アニメ・ヒットマーチ」〜日本コロムビア〜
運動会に大重宝!アニメ・特撮ソングの行進曲アレンジインストゥルメンタル集です。
ブックレットには、図入りで判り易い詳細な振り付け解説付き。

全12曲の中に『ウルトラマンメドレー』があります。
ダイナ〜Q〜マン〜セブン〜Q〜タロウ〜ガイア
4分26秒の並足♪=138ですが、最後のガイアのみ♪=172の駆足になってます。
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