◎その1◎ |
この4枚のLP盤を見て、皆さんはどの様な思いを抱きますか? 「ウルトラマン大百科」 「サウンド・ウルトラマン!」 「ウルトラ怪獣大百科!」 「サウンド・ウルトラマン パートU」〜キングレコード〜 1978年 もうたまらなく懐かしいと感じる人は、間違い無く第3期ウルトラブームをリアルタイムで体験した人ですね。 この4枚の“大百科シリーズ”本当にスリ切れるぐらい聴きました。 曲間の名場面ドラマを暗記し、帰マンとA関係の歌がなんか変と感じ(カバーバージョンでした)、Qのドラマや“ウルトラマン前夜祭”の音声に驚き、セブンの歌に英語版がある事を知り、カラオケを歌いまくり、少ないながらも収録されているBGMに大興奮!でした。 で、この後、怒涛のウルトラオリジナルBGMシリーズへと続いていくのです。 |
1979年、キングレコードよりファン待望のレコード発売が開始されました。 ウルトラオリジナルBGMシリーズ 1.「ウルトラQ/ウルトラマン」 2.「ウルトラセブン」 3.「帰ってきたウルトラマン」 いろんな人がいろんなところで言及されていますが、私も言わずにおれません! 今ではBGM集が発売されるのは当たり前ですが、この頃劇中の音楽が単独で聞けるなんて夢のような話だったんです。その夢をかなえてくれたキングレコード(と、“ゴジラサントラシリーズ&SF映画の世界シリーズ”の東宝レコード)には本当に感謝しました。 このBGMシリーズ、なんと半月に2枚ずつリリースされるので、当時小遣いひと月¥1,500だった私がどれだけ苦労したかもご想像ください・・・。 |
4.「ウルトラマンA」 5.「ウルトラマンタロウ」 6.「ウルトラマンレオ」 このAのアルバムに収録されているBGM“さよなら南夕子”大好きです。 夕子が月に帰るシーンや最終回などに使用されている曲ですが、後に発売された2枚組CD「ウルトラマンA・レオ音楽集」〜1990年日本コロムビア〜 の曲解説にて、実はこの曲はA放映当時に歌入りテイクが作られなかった“ゾフィのバラード”という曲だと知り驚きました。 そしてさらにその後、「円谷30周年記念15枚組CD」〜1992年日本コロムビア〜 に水木一郎さんの新録音歌入りで初収録されてからは、私の魂を揺さぶる1曲となりました。 ところでこのBGMシリーズ、当時もう大興奮で聴きまくり、さらにそれに飽き足らずに、BGMを利用したオリジナルのラジオ番組を友人達と作ってカセットに録音してました。 録音用と再生用の2台のラジカセを用意して、リクエスト曲の間は黙っているという具合に。(笑) 番組名『かがやけ!ウルトラマン』 60分ものでパーソナリティーは3〜4名。 メインテーマ曲は“カネゴンの繭”。劇中の役者になりきった再現ドラマや、映画紹介、質問コーナー、等々。ちゃんとCMタイムもあって、それが当時のウルトラ系グッズのテレビCMを録音したものなので貴重な資料になってます。 中1から中2の間に10回分と、高1の時(笑)に1回制作しました。 この頃のヤンタンやオールナイトニッポンの影響も見受けられ、今聞くとほんとバカらしいけどいい思い出です。 |
7.「キャプテンウルトラ」 8.「ウルトラセブン パートU」 9.「仮面の忍者 赤影」 「キャプテンウルトラ」・・・1967年東映制作の「マン」と「セブン」の間にはさまれたこの作品、TBS側からすればレッキとした“ウルトラシリーズ”なんですよね。 「MJ」と同じく冨田勲さん作曲のBGM、かっこいいです。 番組自体は全話は未見ですが結構好きです。 そして「セブン」2枚目のBGMアルバム!・・・これの目玉は何と言っても『セブンの歌パートU』初収録でしょう。 ゴドラ星人戦の時に流れた曲が“パートU”のメロオケだという事は書籍などで知っていたんですが、まさか歌入りが録音されていて、それがよもや聴けるとは! 「赤影」・・・これのみ“ウルトラ”が付かない“オリジナルBGMシリーズ”となってます。 さて、ここで何故急に赤影なのか?今見ると不思議に感じられるでしょうけど、このレコード発売当時私は「待ってました!」と叫びたい気持ちになりました。以下は私の曖昧な記憶です。(記憶違いはご容赦) 全国ではどうだったかは知りませんが、関西では1978年頃から数年間、毎日夕方4時半から1時間、ウルトラマン〜Aまでが再放映されていました。(タロウとレオは早朝5時半からだった?) これを見たいがためにダッシュで学校から帰り、テレビの前にラジカセを置いて録音もしていました。 で、その夕方のウルトラタイムも回を重ねるうちにウルトラ以外も放映するようになり、それらの中に赤影があって私の周りでは大人気だったんです。私もこの時初めて通しで見て大好きになりました。私が円谷作品以外でLD-BOXを揃えた唯一の作品です。 |
映画「実相寺監督作品ウルトラマン」が公開され、たぶん最もウルトラ新作への期待が高まっていた(少なくとも私の周りではそうでした)1979年春、ついに「ザ☆ウルトラマン」が始まりました。 しかし他の人も言われているように、やはり当時の私も“なんでアニメ?”が正直な気持ちでした。 翌年「ウルトラマン80」が開始されるんですが、もしこれが逆だったら盛り上がり方も違ったのになぁと当時、制作側の事情も何も考えない中学生だった私は思ったのでした。(そのくせ塾の為ほとんど見てないくせに勝手な言い草!) レコードの方はそれまでキングレコードがウルトラレコード市場独走みたいな印象が強かったんですが、いよいよここに来て日本コロムビアが現役ウルトラに参入です。 「組曲ザ☆ウルトラマン」 1979年 ロサンゼルス録音が売りの、宮内國郎さん作曲の音楽集。 しかし純粋なBGM集では無く、組曲風に編集されてSEもところどころにかぶっているものです。 BGM集としてのアルバムは後に(1981年)発売されます。ただしこれには番組後半に追加録音された冬木透さん作曲分のBGMは収録されていません。 冬木さん作曲分(完全なBGM用のものと、組曲風に演奏された“交響詩ザ☆ウルトラマン”があります)については、1979年後半に発売された2枚組アルバム「テレビオリジナルBGMコレクション・冬木透作品集」に“交響詩”が初収録され、1988年に残りのBGMを含む音楽が、2枚組CD「ザ☆ウルトラマン/ウルトラマン80・冬木透の音楽世界」に初収録されました。 「ザ☆ウルトラマン ヒット曲集」 1979年 主題歌・挿入歌・イメージソング集、全10曲収録。 円谷皐さんが半分以上“谷のぼる”名義で作詩・作曲にかかわっておられる、円谷プロ社員必須のアルバム? 「テーマ音楽集 ウルトラマン80」 1980年 こちらも後に(1981年)発売されるBGM集と異なり、各曲のイメージごとにまとめられています。SE等はかぶっていません。 “ワンダバUGM”を初めて聴いた時、どっかで聞いた事のあるメロディーだな〜と感じてたら、そういえば「ザ☆ヒット曲集」収録の『ウルトラの星』と前半がそっくり。それもそのはず、どちらも冬木透さん作曲でした。 「ドラマ名場面集 ウルトラマン80」 1980年 TVオリジナルドラマから5話分、BGMをステレオに変更して収録しています。 “ウルトラマン先生” “まぼろしの街” “恐怖のガスパニック” “美しい転校生” “必殺!フォーメーション・ヤマト” 塾でほとんど見れなかったので、このレコードで夢想する日々。 でも最終回だけはしっかりとTVの前に座りました。 エンディングに『心を燃やすあいつ』がかかり、宇宙に飛んでいく80とユリアンをバックに(でしたよね?)ロールテロップが流れる。その頃の〜世間一般の〜ウルトラブームの終息感と相まって、すごく寂しかった記憶があります。 |
特撮オリジナルBGMコレクション 日本コロムビアがキングレコードに対抗して?1981年末、2ヶ月間に一挙8枚リリースしたシリーズ。 またもや小遣いが・・・ 「ウルトラマンの世界」 「ウルトラセブンの世界」 「帰ってきたウルトラマンの世界」 「ウルトラマンAの世界」 「ウルトラマンタロウの世界」 「ウルトラマンレオの世界」 「ザ☆ウルトラマンの世界」 「ウルトラマン80の世界」 「ウルトラQ」が無いのが不満でしたが、コロムビアさんは後に(1984年)リリースしてくれています。 さて、コロムビアのアルバムはキングレコードと違い、見開きジャケットでは無くデザインもシンプルに統一されていて、対象年齢をちょっと上げているような印象でしたが、付属解説書の内容が薄く、肝心の曲解説が全く無くてMナンバーのみ。これにはがっかりしました。 ただし、このアルバムにはすばらしい特典があったんです! どれでも4枚購入して、帯に付いている“特典請求券”を送ると、もれなく撮影台本復刻版がもらえました。 台本は「禁じられた言葉」と「さらばウルトラマン」の2種あり、好きな方を選べました。8枚購入者はもちろん2冊ゲット! 送られてきたものは、表紙も中身も完璧なレプリカでとても嬉しかったです。これがもらえただけでも、金に苦労してこのアルバムを買った甲斐がありました。 ところで私がこのアルバムに一番期待していた事は、キングレコード版BGM集が「ウルトラQ/ウルトラマン」のカップリングだったのが、こちらは「ウルトラマン」単独だったので、キング版に収録されていなかった数々の名曲が網羅されていると思っていたんです。 それらの中でも特に聴きたかったのが、ウルトラマン第15話のみに使用された、あの優しいメロディー。バリエーションも数パターンある、私の心に染み入るBGM“ガヴァドンのテーマ”だったんです。 でも・・・やはりこのレコードにも収録されていなかった・・・。 「ウルトラマン」の音楽マスターテープには行方不明の物があるという事を知ったのは、それからしばらく後のことでした。 |
1984年、キングレコードが以前出した「ウルトラオリジナルBGMシリーズ」をパワーアップさせた究極のBGMアルバムをリリースしました。 「ULTRA Original BGM Collection」 1.ウルトラQ 2.ウルトラマン 3.ウルトラセブン*I 4.ウルトラセブン*II 5.帰ってきたウルトラマン 6.ウルトラマンA 7.ウルトラマンタロウ 8.ウルトラマンレオ 全8枚のシリーズです。 もちろん見開きジャケットで、曲解説やBGMリスト表、記事も充実。特典ポスターも付いてて、ジャケットイラストは開田裕治さんの描き下ろし。(“エヴァ”の庵野さんも、4.にイラストを提供) いたれり尽くせりなこのシリーズ、なのに私はこの2枚しか買いませんでした・・・いえ、金が無く買えませんでした(泣) 他の6枚は曲自体に大幅な追加が無かったし、コロムビア盤もあったので、一応買うのを見送ったんだと自分に言い聞かせているんですが、今思うとすごく悔やまれます。やっぱり無理してでも買っときゃ良かった。 この2枚、前はカップリングだったので、今回曲数たっぷりなのはもちろんの事、東宝映画「ガス人間第一号」からの流用曲まで収録されている所が素晴らしい! しかーし、今回こそはと期待していた“ガヴァドンのテーマ”・・・・・またもや無かった〜。 という訳で、“ガヴァドンのテーマ”が単独で聴けるようになるのは、それから数年後の事でした。 やはりマスターテープは行方不明らしく(今現在も)、1991年にキングレコードから2枚組CD「ウルトラマン総音楽集」が発売され、その中に未発見分のBGMのM.E.テープ版が収録されました。 M.E.テープとは、劇中のセリフのみ入っていないもので、効果音がかぶって音量も不安定。それでもうれしかったです。 そして遂に、1992年日本コロムビアからリリースされた15枚組CD「円谷プロダクション30周年記念盤」に、これら未発見BGMを復元新演奏・新録音して収録するというスペシャルな好企画! 当時の楽器編成そのままに、クリアなステレオ音声で聴けた“ガヴァドンのテーマ”!!!あー生きててよかった、と感じました。 この復元版、2001年に発売された5枚組「円谷英二生誕100周年記念CD-BOX」に再収録されています。 |
アナログレコードって良いですね。 CDより音の幅が広いって言われますが、たいしたシステムで聴いていない私はそこら辺は良く解かりません。 純粋に音源としての扱い易さや収録時間等ではもちろんCDが断然良いです。 ただ、モノとしての存在感ではアナログ盤にはかないませんね。 大きなジャケット、そこから取り出す時の紙の匂い、さらにビニールに包まれているデリケートさ。(これらはLDにも共通する思いです) それと私の記憶には、レコードスプレーの優しい香りも懐かしさと共に刻まれています。 さて、そんなアナログ盤の決してCDには真似のできない技、ピクチャーレコード。 CDにもカラー写真が印刷されたものはありますが、それとは違って、このクリア素材のレコードの溝の下にある写真っていうスケルトンな感じが素敵なんです。 もう、額に入れて飾っておきたいくらい! 右上 「決定盤!ウルトラマンのすべて」〜キングレコード〜 1979年 Q〜レオの主題歌・挿入歌 全21曲入り。一応限定発売もの。 付録にマン・セブンお面とブロマイド6枚付き。裏面の写真はウルトラファミリーです。 左上 ULTRA Original BGM Collection Special 「ALBUM Ultraman」〜キングレコード〜 1985年 同社が前年にリリースしたBGMアルバムシリーズのスペシャル盤。 Q・マン・セブンの主題歌・挿入歌と、前年盤に未収録のBGMで構成。特典ポスター付き。 裏面はポインターの前でポーズをとるセブン・アンヌ・フルハシの写真。 左下のシングル2枚、どちらも1980年日本コロムビア。 「ウルトラマン/ザ☆ウルトラマン」 各主題歌2曲。裏はジョーニアスのアニメ画。 「ウルトラマン80」 主題歌と『レッツ・ゴー・UGM』。裏は80とスペースマミーとUGMメンバーの写真。 右下 -ULTRAMAN 30th ANNIVERSARY- 「ULTRAMAN CLUB REMIX」〜スペースリンク〜 1997年 ウルトラマン生誕30周年を記念して突然発売されたアナログ盤。 CDでも時々ある、DJ系クラブリミックスな6曲入り。 裏面はガヴァドンBをヘッドロックするマンBタイプの写真。 限定3000枚でsりチケット付き・通販売り。 価格は送料・税込みでなんと\10,300!!! 当時注文しようかやめようか、2時間悩みましたよ。 |
「TVオリジナルBGMコレクション ウルトラQ」〜日本コロムビア〜
1984年 1981年に発売したコロムビアの“特撮オリジナルBGMコレクションシリーズ”にはウルトラQはラインナップされていませんでした。そして1984年にキングレコードが“ULTRA Original BGM Collectionシリーズ”のリリース開始に対抗する様に、キングがウルトラQをリリースする前に出したアルバム。(キング盤はシリーズ順の発売では無く、ウルトラQは後の方だったんです) 前シリーズを反省したのか、今回はちゃんと曲解説されていました。 「TVオリジナルBGMコレクション マイティジャック」〜日本コロムビア〜 1984年 ウルトラQと同時に発売されました。キングレコードから1978年に発売されて以来のMJアルバム! キング盤にはBGM収録は10曲のみでしたが、今回はSIDE-1がまるまる冨田勲さんのBGMです。 そしてSIDE-2には、「戦え!マイティジャック」に路線変更後追加録音された、宮内国郎さん作曲BGMが初収録。冨田BGMとは又違った魅力。 「決定盤円谷特撮 ウルトラマン全曲集・上」〜日本コロムビア〜 1985年 さて、何の変哲も無い歌のアルバム、おまけにジャケットには私の嫌いな黄色塗りつぶし目の初代ウルトラマンもどき。私もこれを初めて店頭で見た時は無視しました。 しかし数日後何か気にかかり、手にとって収録曲を見てみると・・・そこには初耳な『戦え!ウルトラマン』という歌が!!! これはもしやあの帰ってきたウルトラマンのNG主題歌では?もうすぐさまレジへGO! (でも後で知ったんですが、この歌は1979年に発売された2枚組アルバム「テレビオリジナルBGMコレクション・冬木透作品集」にすでに収録済みでした。これ買って無かったんです。ただしいずれも1コーラスのみのバージョンで、フルコーラスバージョンは1992年発売の15枚組CD「円谷プロダクション30周年記念盤」に初収録。) この曲がダイコンフィルム制作の自主8ミリ作品「帰ってきたウルトラマン」に使用されたのは有名な話。 私も当時ゼネプロ店内で見た時、そんなNG主題歌があるとは知らなかったので、「こ、この団次郎さんそっくりな歌声の主題歌・・・かっちょえ〜!」と思ってました。 この、庵野ウルトラマンが登場する渋い作品、ガイナックスからDVDで発売されて当時の興奮が蘇りました。今見ても特撮かっちょいいですよ。 NG版とはいえ歌の使用を許可した円谷も太っ腹だと改めて感心しました! |
ULTRA Original BGM Collectionシリーズを世に送り出したキングレコードが、次に放ったスゴイ企画。 「SF特撮TV音楽全集」1985-1986年 全12枚(発売開始時は10枚の予定でした) 日本の特撮TV番組のオリジナルBGMを、まだレコード化されていない作品中心に体系化して紹介するシリーズ。 見開きジャケットじゃ無くなったのは残念でしたが、特典ポスターも付いて(8・9除く)、詳細な曲解説や曲目リスト・記事。そしてなにより、ウルトラに比べて少しマイナーだった作品群のBGMが聴けるとあって、とても嬉しかったです。 通しbP〜5は円谷作品がラインナップされています。 ランダムに発売されたこのシリーズをどれでも10枚買って帯に付いてる応募券を送ると、特典レコードがもらえました。それは又後程に。 「1* ミラーマン」 冬木透さんの音楽、映像と同じくクールでかっこいいです。挿入歌「SGMの唄」は版権の関係で収録されていません。 「2* マイティジャック/緊急指令10-4・10-10」 当初はMJ単独アルバムの予定だったのが、10-4のBGMテープが発見されたので急遽カップリングになったそうです。 MJは過去に発売されたキング&コロムビア盤の未収録曲中心に構成。 10-4はアニメ作品の多い渡辺岳夫さん作曲。私、この作品は全くの未見です。すごく見たい! 「3* 怪奇大作戦/ウルトラセブンThe Final Cut」 なんとこのアルバム発売時点で、怪奇のBGMテープのほとんどが行方不明。M.E.テープから抜粋しています。『暗闇のバラード』初レコード化。『死神の子守歌』 怖〜 セブンは今まで未収録だった細かーい曲を集めています。 「4* ファイヤーマン」 やはり版権の関係で歌は全く収録されていません。『炎のようにもえろ』トランペットメロオケがしびれます。 「5* ジャンボーグA/恐怖劇場アンバランス」 ライダー等の菊池俊輔さんによる軽快なジャンBGM。『輝け!PAT』劇中使用版が初レコード化です。 冨田勲さん作曲のアンバランス。実際の作品にはMJからの流用もあったそうです。 ※これら全ての作品の完璧なBGM集CDは、1995〜1996年にバップのミュージックファイルシリーズからリリースされています。 |
ウルトラ・円谷系ではないですが、連続なのでついでに。通しNo.6〜9は東映特撮作品からのラインナップ。 「6* 悪魔くん」 こ、怖い〜。ちっちゃい頃ローカル局の再放送で見てて、むちゃくちゃ怖かったです。 BGMも特にオープニング曲なんか、夜に聴いたら絶対変なモノが出て来ますよ。 「7* キャプテンウルトラ」 1979年以来2度目のBGMアルバム。 前回はドラマも入ってましたが、今回はBGMをたっぷり収録しています。 「8* 仮面の忍者 赤影」 こちらも1980年以来2度目です。 「忍者ハットリくん」「大忍術映画ワタリ」からの流用曲も収録、が今回の目玉です。 私が一番嬉しかったのは、前回入ってなかった黒道士と白影の空中戦などで印象的だった曲があった事。ハットリくんの曲だったんです! 小川寛興さんのBGM、やっぱイイな〜。 「9* ジャイアントロボ」 悪魔くんと同じく、山下毅雄さんのBGM、かっこいいですね。 再放送で見てました。オープニングにその回の名場面が流れるのって、特撮TV番組ではジャイアントロボが初めて? ※これらの作品も後年にBGM集CDが発売されました。「SF特撮TV音楽全集」まだ続きます。 |
「10* ゲゲゲの鬼太郎/河童の三平 妖怪大作戦/悪魔くん」 “水木しげるの映像世界”と銘うって、水木さん原作の東映作品を集めています。 -SF特撮TV音楽-なのに何故アニメが?と思うかもしれませんが、水木さんの作品はアニメ・特撮の範疇を超えた魅力がありますよね。私も鬼太郎大好きです。 1968年モノクロ版&1971年カラー版のアニメ「鬼太郎」の いずみたく さん作曲のBGMは1981年に同じくキングレコードから既にアルバム化されているので、これにはベストセレクトBGMと前回の未収録曲を収録。 小林亜星さん作曲の「三平」BGMマスターテープはこの時点で行方不明らしく、かろうじて発見された短縮編集版テープより構成。 「悪魔くん」は前回の未収録曲と『なまけもの節』を収録。 「11* ゲゲゲの鬼太郎」 1985年、フジテレビ〔月曜ドラマランド〕で鬼太郎が実写ドラマ化されて、急遽ラインナップされたアルバムです。作品の内容はほとんど忘れましたが、監督が小林義明さんだったので、マクー空間全開だった様な気が。主題歌、カランコロンの歌、鬼太郎のテーマ(モチーフ)のみがアニメ版と同じものを使用していて他は新作曲のBGMだったのが私の中ではちょっと残念。 「12* シルバー仮面/アイアンキング/スーパーロボット レッドバロン/スーパーロボット マッハバロン」 -SF特撮TV音楽全集-ラストを飾るのは、宣弘社/日本現代企画製作作品です。しかし、BGMテープ未発見等の理由から、主題歌・挿入歌・ドラマのみのアルバムになっていて当時かなりガッカリでした。やっぱりBGMが聴きたかったんですよ〜! 「特典レコード」 10枚買って応募券を送るともらえた-未収録オリジナルBGM集-です。 ウルトラQ/ウルトラマン/快獣ブースカ/ウルトラセブン/ミラーマン から構成。 その他マンとセブンの効果音も数種収録してます。 当時、何故発売されないのかと思っていたブースカBGM集ですが、このレコードの曲解説から、マスターテープが揃わないんだという事が解かりました。その後1989年に日本コロムビアから発売された2枚組CD「ザ☆ウルトラマン/快獣ブースカ/戦え!マイティジャック/トリプルファイター 宮内国郎の音楽世界」の解説によると、オリジナルマスターテープは行方不明でコピーテープとダビング作業用テープしか無い為、完全版BGM集は無理だという事でした。 今現在、この2枚組CDと「円谷プロ創立30周年・15枚組CD」と「円谷英二生誕100周年・5枚組CD」で現存するブースカBGMが聴けます。 |
「ウルトラマン大全集」〜キングレコード〜 1978年発売の5枚組LP。値段が高くて当時は手が出なかったモノを30年振りに入手しました。 名盤「ウルトラマン大百科」の豪華長尺版といった内容。 Q〜レオの主題歌・挿入歌とBGM数曲、そして各作品の1話と最終話の名場面が収録されています。 1枚目はマン。2枚目はセブン。3枚目は帰マン。 4枚目はAとタロウのカップリングでBGMは無し。 5枚目はレオとQで、Qのドラマは『ゴメスを倒せ!』のみ収録。 レコードで聴くドラマ音声で映像を想像して大興奮し、BGMが単独で聴ける奇跡に感謝していたあの頃が懐かしく思い出されます。 |
「完全盤ウルトラマンの世界 ウルトラQからレオまで」〜東宝レコード〜1979年 Q〜レオの歌12曲と、Q・マンのBGM&効果音を収録したピクチャーレコードLP盤です。 7曲のBGMは、同年リリースされていたキングレコードの “ウルトラオリジナルBGMシリーズ” に未収録のモノが選曲されていました。 ピクチャーレコードで、なおかつ初収録曲もあり♪ こんな値打ちあるアルバムを、当時の私は何故買わなかったのか? 中学生のお小遣い事情もありましたが、それ以前にこの黄色塗装目ウルトラマンが許せなかった! 今では愛おしく思える黄色目ですが、当時の私はどうしても嫌だったんです。それだけでこのレコードを毛嫌いして内容をろくに調べもせず無視したあの日。。。 B面がこんなにカッコ良い画だという事にも近年まで気付かなかった愚かな私でした。 更に、貴重なウルトラマン英語版復刻ポスターがオマケに付いてたのも知らなんだ〜! |
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