◎その3◎
「コダマ・まんがシリーズ ウルトラQ 5大怪獣登場!」〜コダマプレス〜 1966年
『大怪獣の歌』『ウルトラマーチ』とオリジナルドラマ『大暴れ!怪獣大戦争』収録のフォノシート。

“銀河系のひとつの星が、軌道を外れたらどうなるでしょうか?惑星と惑星の引力のバランスが崩れ、地球上は地震と津波と、そして怪獣が暴れ出すウルトラQの世界になってしまうのです・・・”
妖星サタンが地球に近づいた為に自然界のバランスが崩れ、突然世界中に怪獣達が出現します。
ニューヨークではガラモンとラルゲユウスの激しい戦い。ラルゲユウスにつかみ上げられたガラモンは、上空から落下し機能停止。
モスクワはペギラによって凍りつかされます。
パリに現れたナメゴン。怪光線により市内は全滅するも、200台の消防車で海水をかける作戦が待機しているのでまずは安心。
富士山麓の洞窟からゴメスが出現との報を受け、淳ちゃん・由利ちゃん・一平くんはセスナで現地へ。するとゴメスは東京に進路を向け、さらにペギラも東京へ向かっているとの知らせ。そこにラルゲユウスが飛来し3人の乗ったセスナに襲い掛かる。落下傘で脱出!
東京は3大怪獣の決戦場となり、ゴメスとラルゲユウスは冷凍光線で氷付けに。勝者ペギラに向けてペギミンHのミサイル発射!“ドドドーゴウ ボワーン”
見事命中、人類の勝利です。

オリジナルBGMはもちろん、脚本/上原正三 ナレーター/石坂浩二 キャスト/佐原健二・桜井浩子・西條康彦 という面々によるこのドラマは、まさにウルトラQのスペシャル版! 昔のフォノシート等のドラマって、オリジナルスタッフ&キャストのモノが多くて素晴らしいです。知らない声優さんが語っているモノも面白くて好きですが。こういったドラマ全て復刻されんかな〜。朝日ソノラマのモノは良くCD復刻とかされるけど、このコダマプレスやエルムレコードのモノってもう原盤が無いのかなぁ?
「ウルトラマン危機一発!」〜朝日ソノラマ〜1966年
『ウルトラマンの歌』 『進め!ウルトラマン』 の2曲と、科特隊員5名ご本人が出演するオリジナルドラマが収録されたソノシート。
2007年に他のソノシートドラマと共にCD化されてますが、さいとう・たかを さん作画のマンガが載ってる現物がやっぱり欲しかったんです。

ギャンゴ・ベムラー・バルタンが登場。ムーンステーションと月面を舞台に戦います。
ウルトラマンが口から発射する必殺技シルバーヨードの唯一無二のビジュアル化作品!

「ひとりでもあそべる ウルトラ大怪獣レコード50音かるた」〜サン企画〜1971年
サイド1に『ウルトラマンの歌』と『ウルトラセブンの歌』そしてウルトラマン第8話“怪獣無法地帯”のオリジナル音声を4分程に短縮したドラマ『怪獣島へ行く』を収録。
サイド2には、「ママとあそぼう!ピンポンパン」でおなじみのシンペイちゃんこと坂本新兵さんによる、怪獣の鳴き声入りかるた読みが入っています。
これを聞きながら、付属の全48枚の怪獣かるた札で遊ぶというものです。
私はこれを第3期ブーム時に、さびれたレコード屋さんの片隅にひっそりと置いていたものを見つけてゲット。定価550円のものを100円で!ラッキーでした。
今回はその中から、ウルトラQ怪獣部分のみを紹介します。レコードスタート!

“ギャアァァッウ・グォォォッー”
「うわ〜、助けてくれ〜!やられてしまうよー」
“ギャォゥォウ・・・”
「え、何?ウルトラセブンみたいに?・・・・よし!エイ、ヤー、エイッ!」
“ギャウォォォッ・・”
「どう?お友達。じゃ、ウルトラ大怪獣かるたとりを始めるよ!」

★ほんのり赤い長い首   二つの目からは溶解液   貝の怪獣 ゴーガ

★昔のすみか海の底   音楽聞くのが大の好き   海底原人ラゴン

★ネオ・ニュートロンはお呼びでない   生まれる卵は虹の色   地底怪獣パゴス

★南極氷河に現れて   なんでもフワフワ宙に浮かす   冷凍怪獣ペギラ

★銀貨を食べて言葉もしゃべる   コイン怪獣カネゴン

・・・カネゴンは字足らずでしたね。  ちなみにガヴァドンはこんなのでした。

★らくがきの絵でこの世に生まれ   昼だけ怪獣夜はまた絵に   二次元怪獣ガバドン(←ヴァじゃ無い)
「主題歌とミニミニ紙芝居 ウルトラセブン危機一発」〜サン企画〜1971年
題名どおり、厚紙に印刷された紙芝居が付いた17センチLP盤です。 『ウルトラセブンの歌』 『ウルトラマンの歌』 『ウルトラ警備隊』の3曲入り。

ジャケット画は前村教綱さん。
中には“ウルトラ怪獣ミニ百科”と題して18体の怪獣のイラストがありますが、そちらは奈加島繁治さん。
奈加島さんは紙芝居のイラストも担当されていますが、微妙に桑田次郎さんのテイストが入ってて面白いです。 切り分けると全48枚になる紙芝居の構成は塚田和己さん。

セブンの歌イントロがかかると、今回の語り手・坂本新兵さんの明るい挨拶。
「シンペイちゃんです。お友達、元気に遊んでるかな?
いや今日はね、楽しい紙芝居をやるよ。それでは始まり始まり、ウルトラセブン危機一発!」
後は全てシンペイちゃんの語りと効果音のみです。8分半あるので粗筋だけどうぞ。

国際連合宇宙開発機構の日本代表としてニューヨークに派遣されていた山田幸弘。
現在、南太平洋のユトロン島に宇宙平和的秩序を保つ為に建設計画中の基地の設計図と共に彼は失踪、ウルトラ警備隊は最新兵器ウルトラホーク3号でユトロン島へと向かう。(ただし、絵はホーク1号)
島ではケムラーが暴れていて、そこに出現したギラドラスとの戦いが始まる。さらに海からエレキングも登場、三つ巴の争い。
「あんな醜い争いを早く無くして宇宙を平和に保つ為にも、この島はどうしても守り抜かねばならぬ。 ようし攻撃開始!」
急降下するウルトラホークに、突如空中から現れたアイロス星人のリング光線が襲い掛かり、岩肌に不時着。 ダンはカプセル怪獣ウインダムをアイロス星人に立ち向かわせるが、怪獣達が全員協力して襲って来た! セブンに変身するダン。怪獣軍団を次々と倒していく。その時セブンは不思議な音波を耳にとらえた。 現れたのはベル星人!山田さんの脳波を狂わし操っていたのはこのベル星人だったのだ。
手には山田さんが捕らわれているのでセブンも秘密兵器を使う事が出来ない。
しかし、一瞬の隙をついてウルトラチョップをくらわせて簡単にやっつけるセブンなのでした。

「今日も富士山は青空にその美しい雄大な姿を見せている。ウルトラセブン危機一発、全巻の終わり」
「ウルトラ怪獣大行進/ウルトラセブン・ウルトラマン・キャプテンウルトラ・ウルトラQ」〜エルムレコード〜
1970年発売の17センチLP盤。各作品の主題歌(Qは『大怪獣の歌』)4曲入り。
別段変わったものが収録されている訳ではないのに何故これを採り上げたかというと、それはこのジャケットや、中身の怪獣大図鑑が素晴らしいからです。
たぶん梶田達二さんによる迫力ある怪獣イラストの数々。
ジャケット裏面のバルタン対ゼットンに始まり、バルタン対ゴモラ対ギガス、巨大ピット星人対ウインダム、一見ガラモンな巨大ピグモン!対ガボラ、アントラー対レッドキング、ペギラ対トドラ等、夢の対決めじろ押し!
そして一番のレアな対決は・・・ナース対ス○ル星人に決まり。これが有る為に今やこのレコードのプレミア価格は8000円程度になってます。
「怪獣総進撃/なき声入りドラマ 怪獣30匹登場!」〜エルムレコード〜 1971年
某古書店にて、キズだらけですが安かったので買いました。 『ウルトラマンの歌』『ウルトラセブンの歌』『オリジナルドラマ』入りの17センチLP盤です。 怪獣かべかけ百科付き!とありますが、無かったです。
男性の語りと効果音のみで構成されたドラマ、長いのであらすじでどうぞ。

東京湾から現れたベムラーが街を破壊しながら進みます。
防衛隊のジェット戦闘機の攻撃も全く歯が立たず、霞ヶ関ビルも押し倒されました。
空から飛んできたドラコが東京タワーのてっぺんからベムラーを睨みつけ、怒ったベムラーは東京タワーを倒して2匹の戦いが始まりました。
その時、空の彼方からドドンゴがやって来て、目から出した怪光線で2匹は倒されます。喜んで飛び回るドドンゴ。 しかし、後楽園球場の地底から現れたガボラがドドンゴに向けて放射能光線を吐き、ドドンゴは逃げ去ります。
東海村の原子力研究所へ向かうガボラ。
科学特捜隊から10機のジェットビートルが発進しガボラを攻撃しますがビクともしません。
ハヤタはウルトラマンに変身し、ウルトラフラッシュでガボラを真っ二つにしました。

その頃日本アルプスの山の中では、バルタン星人&ザラブ星人vsギガス&ジャミラの戦いが始まっていました。
ギガスが冷凍光線で相手を凍らせても、ジャミラが口から吐く火で溶かしてしまうので調子が狂ってしまい、とうとうバルタンとザラブ組に負けてしまいます。

同じ頃、富士山のふもとに仲良しのヒドラ・ケムラー・ゴルドンが集まっています。
そこに通りかかったウー・ゴモラ・ザラガス達とのケンカが始まります。
なかなか勝負はつきませんが、ケムラーが吐いた毒ガスで皆やられました。

神戸港からガマクジラ・ペスターが現れ暴れています。科特隊もタジタジです。
さらに驚いた事に日本海の方からぞくぞくと怪獣が上陸して来ます。
ジラース・ゲスラ・ラゴン・アントラー・レッドキング・ペギラ・ギャンゴ・ザンボラー

又、北の方からも怪獣達が大阪を目指してやって来ます。
ダダ・スカイドン・シーボーズ・ジェロニモン・ゼットン・グビラ
防衛隊は大慌て。攻撃も怪獣達をますます怒らせるばかりです。
どうしてこんなに大勢の怪獣が一度に日本に押し寄せてきたのか?
怪獣を研究する有名な博士は「きっと怪獣達は大阪の万博を見に来たんじゃないか」と言っています。
科特隊は全力で攻撃しますが、口の中にロケット弾を撃ち込まれたスカイドンは怒って片っ端からダムをぶち壊しテレビ塔をへし折ります。
ミサイルで片目をつぶされたゼットンも猛烈に怒り、火の玉で街や村を焼き払います。

とうとう怪獣達は万博会場の前まで来てしまいました。
そこにウルトラマン登場!
ペギラの冷凍光線をかわし、得意のウルトラフラッシュで怪獣達をばたばた倒していきます。
最後に残った強敵ジェロニモンの無重力光線にも頑張って耐え、やはりウルトラフラッシュで真っ二つに!

万博会場はウルトラマンの活躍で無事に守られました。
皆大喜びです。ありがとうウルトラマン!
ウルトラマンは空の彼方へ飛び去っていきました。

ウルトラフラッシュはもちろんスラッシュの間違いかと思います。
最後の方、無理矢理30匹出そうと必死なのが笑えます。怪獣の鳴き声もムチャクチャでした。
ジャケット裏面にガヴァドンBが描かれているので期待してましたが登場無しでした。残念。
「ウルトラマン・ウルトラセブン」〜エルムレコード〜
1969年発売のEP盤。『ウルトラマンのうた』 『ウルトラセブンのうた』 の2曲入り。
これも第3期の頃レコード屋で見つけたモノの一つです。

梶田達二さん画のジャケットがカッコイイ!中にある4ページのマンガも味があります。
アボラスが登場して、ゴルゴ13の様な眉の太いハヤタ隊員が変身。
まるでパワードみたいな目の青いウルトラマンが活躍するものです。

さて、これは一体誰が描いたものなのか調べようと、講談社の【テレビマガジン特別編集 ウルトラマン大全集】(1987年刊)を久々に見たのですが、どうにも解りません。
それよりもこの本には「空想特撮シリーズ音盤目録」と題して、第1期のレコード類が全て紹介されているのを発見、というか思い出しました。私が今まで発売年不明としていたモノも詳細なデータが載ってますね〜。直しました。
この本の解説によると、エルムレコードから発売された音盤類は、収録されているオリジナルドラマの大部分が以前にミュージックグラフから発売されたモノの再収録で、ジャケット等の図版も既刊の怪獣図鑑からの転載という安易なモノなんだそうです。
なるほど〜。じゃあこのマンガも何かからの転載という事か。気になる。
「かいじゅう ひみつ れこうど」〜小学館〜
『幼稚園』1972年3月号付録のフォノシート。奇跡的に家に残ってました。
中身は短いものなので、全部書き出してみます-------

♪ピロリロンロン・ポロリロンロン・・(軽い感じのピアノ曲。もちろんウルトラものではありません)
“ピシュウゥゥゥゥン・・・シェアァッ!”
幼稚園の皆さんこんにちは。僕ウルトラマンです。
今日は僕がやっつけたたくさんの怪獣の声を聞かせてあげよう。
さあて、いくつ位知ってるかな?

“ビャ〜アアン!ビャ〜アアン!・・・”
これはシュガロンの声だよ。尻尾のパンチで僕がフラフラする位にとっても強い怪獣なんだよ。
さあ、この声は何の怪獣か判るかな?
“ピシャアァァ!ピシャアァァ!こきこきこきこき・・・”
面白い声だねぇ。これはノコギリンの声だ。では次の声を聞いてみよう。
“ギャアァァァウォッン!ギャアァァァウォッン!・・・”
そうです、これは怪獣アーストロン。テレビやマンガで君達も見た事があるね。
さて、もう一匹鳴き声を聞いてみよう。
“グロロロロロロ・グロロロッロロロ・・・”
どんな怪獣か判ったかな?
うん、そうだね。マグネドンだ。マグネドンは体中がとっても強い磁石になっていて、新幹線なんか簡単に吸いつけちゃうんだよ。

♪ヒャラリラッパ・パッパラッパホワ〜(ちょっと間の抜けた転換音楽)

幼稚園の皆さん、今度はベムスターやツインテールを僕がどうやっつけたかを話したげよう。
“ピャ〜アッ・ホウァ〜ア!・・・”
うん?あそこで暴れているのは、ベムスターだな。
“ピャ〜アッ・ホウァ〜ア!・・・”
ベムスター、ウルトラブレスレットをうけてみろ!
“カチャン!ヘャアッ!ヒュユユユ・・ピャアッ・ズビュン!・クゥ〜ウ・・”
まいったか!
“ギュワワワワワ・・”
おお、今度はツインテールだ。
“プワァ〜ン・・・ギュワワワワワ・・”
あっ!ひかり号が危ない!
“パアァァァ!・・ギュワワワワワ・・キキィィィ!ウワッチュ!”
ツインテールめ、ウルトラスピンキックだ!
“ハェヤァッ!ダダァン!グワワワワ・・・”
それぇ!
“ヘェヤァッ!ダダァー!グウォォォォ・・”
“ピィィッキュルル・ビィィッキュルル・・”
はっ!あれは、怪鳥テロチルスだ。よぉし、マッハ飛行で追いかけよう。
“ジェアァッ!ピィィッ・ピィィッキェッ・・”
よおし、スペシウム光線だ!
“ハァアァッ!シュビィィィィ・・・ドッグワォォン!ピシェェッ・・”

僕の得意技、判りましたか?かっこいいだろう〜。
怪獣たちも強いんで、やっつけるのも大変なんだよ。僕を応援してね。
幼稚園には、面白いマンガ・読み物、それに怪獣がいっぱい載ってるよ。今すぐ本屋さんに頼んでおこうね。
じゃ、さようなら!
“シャアッ!キィィィィィン”

-------新マンが自ら僕たちにいろいろ教えてくれる、とっても為になる(?)内容。
新マンの声は本編とは別の人でした。怪獣の鳴き声は本編そのままの本物です。
3月号付録という事は、当時帰マンも残り10話をきった第42話放映後に出ていますね。
たとえ音だけでもウルトラマンのこれまでの戦いをふり返れて、幼稚園児はさぞかし嬉しかった事でしょう。
「円谷プロダクション十周年記念レコード M78星雲のなかまたち」〜キングレコード〜 1972年
マン・セブン・帰マン・A・ミラーマン・トリプルファイターの主題歌・挿入歌集。
2004年6月29日の日記で紹介した前村教綱さんの画集にも載っていたジャケット画が素晴らしいです。


「ソノラマエース・パピイシリーズ/ウルトラマンタロウ」〜朝日ソノラマ〜 1973年
フォノシートではなく、両面に録音されたクリアレッドな素材のアナログEP盤。
『ウルトラマンタロウ』『ウルトラ6兄弟』の2曲と、ドラマ『ウルトラマンタロウ誕生!!』が収録されています。
このドラマは田口成光さんがタロウ第1話を基に脚色されたものを青二プロの皆さんが演じられていて、とっても東映動画チックな声の光太郎や白鳥船長、ZATの面々が楽しく、大変味のあるものに仕上がっています。 ジャケット及び中の絵物語イラストを描かれた南村喬之さんの画も素敵です。
「怪獣ウルトラ大決闘」〜ソノラマレコード〜
第1期の頃、朝日ソノラマが数多く企画したオリジナルドラマのソノシート。 それらの中から4作品を再収録したアナログLP盤です。1978年頃に買いました。発売当時の売れ残りではなく、再プレス盤らしいです。
見開きジャケットには怪獣解剖図解や南村喬之さんの怪獣画。歌4曲とドラマ4本入ってます。

1.『ウルトラマンのうた』

2.『大怪獣地球攻撃命令』
バルタンがペギラ・ベムラー・ネロンガ・ゼットンを引き連れ地球を襲います。しかし反旗をひるがえしたレッドキング・ドドンゴ・ペスター・グビラ・アントラー軍団との壮絶な死闘の末レッドキングが勝ち残りますが、そこにウルトラマンが登場、平和は守られたのでした。

3.特捜隊のうた

4.『バルタン星人連合軍対ウルトラマン』※原題“なぐりこみバルタン連合軍”
バルタン率いるチャンドラー・ネロンガ・アントラー・グリーンモンス・マグラ・レッドキング・ラゴン・ベムラーが東京を襲います。ハヤタは科特隊やピグモンの協力でウルトラマンとなり、バルタン達の野望を打ち砕くのでした。 ハヤタ・ムラマツ・フジ・ホシノ君はオリジナルキャストです!

5.『ウルトラセブンのうた』

6.『ウルトラセブン対宇宙怪獣連合軍』
ペガッサ・ガッツ・イカルス・ブラコ・ゴドラによる連合軍が地球を襲います。しかし裏切った恐竜戦車・ボーグ・エレキングとの壮絶な死闘の末、なぜか突然参加のキーラが勝ち残り、ミクラス・ウインダムをも倒しますが、結局セブンが登場、無事解決!

7.『ウルトラ警備隊のうた』

8.『恐怖の怪獣狩り』
ピット星人が再び地球を狙います。エレキング大暴れ! アンヌに化けたピットにより危機に陥るダンでしたが、最後は見事やっつけます。 ナレーションは浦野光さん。そしてダン・アンヌ・ソガ・アマギはオリジナルキャストです!

なんかパターンは良く似た話なんですが、この独特の雰囲気は聞くとやっぱりワクワクします。 朝日ソノラマのウルトラソノシートドラマのCD化は、1989年にコロムビアから、1997年に朝日ソノラマ「大復刻 怪獣大図鑑」の付録CDとして一部が世に出ていますが、全作品完全復刻版CDはいつか発売されるかな?
「われらアンドロ警備隊/アンドロ超戦士レコード」〜小学館〜
てれびくん'82年5月号付録のフォノシート。円谷音楽出版製作による3分半ちょっとのオリジナルドラマです。
では、お聴き下さい。

※バックに流れるのは『アンドロメロス』トランペットインストゥルメンタル。

キィィィィン、シュピィィィン
“私の名はアンドロメロス。アンドロの星のコスモ戦士だ。ウルトラの星のゾフィーからコスモテクターを貰いうけ、宇宙の侵略者グアから宇宙の平和を守る為戦っている。”
ジュビビビビビッ
「アンドロウルフ、見ろ!グアの宇宙戦艦だ!」
「メロス、油断するな!グアは怪獣軍団を連れているぞ」
「ヌゥワハハハハ!聞けアンドロメロス。グアは宇宙の帝王だ。全宇宙はこのグア様が支配する。」
「俺達コスモ戦士がいる限りそうはさせんぞ!」
「ゆけ!グアの怪獣軍団よ!」
キィエェェェッ、グゥオォォォッ
「ウルフ、行くぞ!」「まかしとけぃ!メロス」

※ここで水木一郎さんのボーカルがスタート♪アンドロメロォッスゥー・・

「アンドロタイフーン発射!」キュイイィィ
「どうだ!ウルフスペシャルだ!」ピュイィィィ
「フラッシャー・クロス!」ピィーン
「アンドロビーム!」ピッキュー
「ヌゥワハハハハ、グアの怪獣軍団がそんなものに負けるものか!」
グゥワォォォ
「メロス、敵は大勢だ、このままでは・・」
「泣き言を言うのはよそう。2人で一緒にビームハリケーン発射だ!」
「わかった、メロス!」
「ビームハリケーンなら、3人合わせてトリプルハリケーンといこうぜ!」
「誰だ、お前は」
「ごらんのとおりコスモ戦士さ。メロススリー、アンドロマルスって呼んでくれ。」
「アンドロマルス!?」
「ああ。そんな事より怪獣軍団は待ってはくれないぞ。」
「よし、トリプルハリケーンだ!」
ビィヨゥゥゥワァァァァン・・・ドッグゥアーン
「見ろ!怪獣軍団が粉々に吹っ飛んだぞ!」
「グア、今度はお前の番だ!」
「ワシは不死身だ。だが今はひとまず引き下がろう。ムゥワハハハハ、ヌゥワハハハハ・・・」

「ありがとうアンドロマルス。君のおかげで我々は勝った。」
「なぁ〜に」
「これからは我々コスモ戦士の新しい仲間に入って欲しい。」
「うん、是非頼む。」
「コスモ戦士の諸君!」
「あっ!あなたはゾフィー。」
「メロス、3番目のコスモ戦士アンドロマルスも君達の仲間になった事だし、アンドロ警備隊を結成したらどうかね。」
「アンドロ警備隊!?」
「ああ。我々のウルトラ警備隊と同じ様に、宇宙を守る平和の戦士の集まりさ。」
「アンドロ警備隊・・」 「アンドロ警備隊、」 「アンドロ警備隊!」
「アンドロ警備隊!!!」

“こうして私達コスモ戦士はアンドロ警備隊を結成。宇宙の平和の守りに就く事になったのです。”
♪無敵のアンドロ・メェー・ロォー・スゥ〜!(曲盛り上がっておしまい)

ストーリー的にはマンガ版でもなくテレビ版でもないオリジナルな展開でした。
ところでゾフィー隊長さん、自分の所属組織の名前間違えないでね。
「ウルトラQ 小学館特製ソノ・ディスク」
1985年に発行された「小学館文庫フィルムブックス ウルトラQ」全7巻のプレゼント応募に当選して送られて来た、一見レコードに見えますがペラペラな片面のみのフォノシートです。
内容も驚くほど短いので、ここに全部紹介しちゃいます。まずは西條さんの自己紹介からです。

「こんにちは。ウルトラQで戸川一平役をやっていました西條康彦です。オンエアされてから20年経った今、又ウルトラQがブームと聞いて、嬉しく思っています。それでは、そのウルトラQのシリーズから“変身”の一部を聞いて頂きましょう。」
※ここで第22話『変身』の本当に短いダイジェスト版が流れます

「いかがでしたか?ごく一部しかお聞かせできなくてゴメンナサイ。さて今日はここにウルトラQに登場してくれた異星人や怪獣の諸君に集まって頂きました。みんな、元気かな!」
“グォフオォギャオグワギエ・・・”
「いゃあ〜懐かしいねケムール君。元気だった?」
“ピロロロロ・・ピロロロ・・ぶぅおぅヴぉぅふぉぅおゥ・・”
「ええー、こないだ地球に寄ったって?いや知らなかったな。あれぇ、ゴメスさん。リトラ君は一緒じゃ無かったの?」
“ゴッワァオー、ゴッワァオー、シャギィー・・シャギィー・・”
「ちょっと冷たいんじゃない?ところでナメゴンさん、少し老けたんじゃない?」
“ガギャオォォォン、キィエエエエッ・・・”
「ああゴメンゴメン。よぉ〜久しぶり、ラゴン君。」
“クキャァァゥン・・クキャァァゥン・・”
「えぇー、もうお孫さんまでいるの!へぇ〜。あれぇ?向うから懐かしい足音が」
“ピシシシシシシ・・・カッシャカッシャカッシャカッシャン”
「ああ、やっぱり。おおーいガラモーン!」
“ヴぅぶぉふぉふぉ・ギャオオウン・ガギャアァン・キシェー!・・・”
「まだまだ楽しい話が続きそうですが、残念ながら時間が来てしまいました。それでは又いつか会いましょう。さようなら〜〜〜!」

・・というモノでした。当時送られて来た時すごく嬉しくて急いで聞いたところ、そのあまりの短さに少しガッカリした記憶があります。 でも久しぶりに聞いたら、短い中にも味があって良いと感じました。
「ウルトラなんでもレコード」
小学館 『幼稚園』 1972年7月号ふろくフォノシート。 なんとも言えぬユル〜イ内容が素敵です。
エースの声は納谷悟朗さん、、じゃなく、石丸博也さん。(たぶん)
でもよくよく聴いてみたら、野田圭一さんでした。

♪軽快な行進曲スタート! そして変身音

「『幼稚園』のみなさん、元気ですか? 僕、ウルトラマンエースです。
君たちは僕のテレビを観てるかなぁ?
これから君たちにいろいろな音を聴かせるけど、どれが怪獣の鳴き声か判るかなぁ?
さぁ、しっかり聴いてみよう!」

“ゴアッゴルァッ・・”  “キィィィン・・”  “グォォォウッグォゥゥッ!”
“クワックワ、オハヨーゴザイマス”  “キュアァァッキュルッキェッ!”

「さぁ、判ったかなぁ? よし、もう一度聴いてみよう。怪獣の名前も判った君は、怪獣博士になれるぞ。」

“ゴアッゴルァッ・・”
「これは、東京の上野動物園にいるマレー熊の喧嘩をしている声だ。すごいだろう〜。
次は何だったかな?」

“キィィィン・・”
「判ったかな? うん、そうだ。ジャンボジェット機の音だね。」

“グォォォウッグォゥゥッ!”
「これが怪獣ベロクロンの鳴き声だ。 次を聴いてみよう。」

“クワックワ、オハヨーゴザイマス”
「判るかなぁ? これはオウムの声だ。ビックリしたろぅ?」

“キュアァァッキュルッキェッ!”
「これも怪獣だ。カメレキングという名前だよ。
さあ、君はいくつ判ったかなぁ? 全部判ったって?そりゃすごいなぁ〜。」

♪場面転換音楽〜爆発音〜攻撃音〜ベロクロンの鳴き声

「僕は宇宙警備隊長のゾフィーだ。ベロクロンめ、さぁ、ウルトラ五兄弟が相手だ!こいっ!」

“ヘァァッ!シュビィィィィィン・・・”
「僕の得意なスペシウム光線だ。どうだベロクロン、参ったか!」

“ヴュィィィィィン!”
「次は僕がエメリウム光線を御見舞いするぞ。」
“ヘァッ!ビィィィィ・・・”

“カシャン!”
「僕のウルトラブレスレットを受けてみろ!」
“ピキャン!ダァッ!”

“ウルトラァ〜タッチ! ビッシュワァァァン!”
「僕がウルトラマンエースだ。 メタリウム光線だ。それっ!」
“フッワァァ!ビィィィィン! ビョョョョン(ズッコケ音)”

「『幼稚園』のみなさん、やっとベロクロンをやっつける事ができましたよ。
僕たちウルトラ五兄弟は、みんなが得意技でベロクロンと戦ったんです。
さぁ〜君たちは、誰がどの得意技を出したか判りますか?」

「『幼稚園』には、ウルトラマンエースや樫の木モック、星のバレリーナやリカちゃんの楽しい漫画がいっぱいあります。
毎月読んでくださいね。 それでは、さようなら!」

♪ほのぼのとした音楽で終了
「ウルトラマンタロウれこうど」
小学館 『よいこ』 1973年10月号ふろくフォノシート。
青二プロの皆さんがご出演。ナレーションと光太郎&タロウの声は野田圭一さんです。


“キュゥィィィィィィィ” “ドッグワァァァン!”

「あっ!東京タワーが爆発したわ」 「うわぁっ、怪獣だ、怪獣が出たぁっ!」

“グワァァァァオゥッ グワァァァァオゥッ”

「ZAT出動!」 “キュィィィィィン!”

〜ZATは、怪獣アリンドウを倒す為に出動した。〜

「ようし、スカイホエール、攻撃しろ!」

“バシュ!バシュ!ドカァン!ピキュンピキュン!”

「…ビクともしないぞ。 あっ、危ないっ!」

“ガシィィン!” “ヒュィィィィィン…バグゥオォン!”

〜スカイホエールが叩き落された。〜

「ようし、タロウに変身だ」

〜東光太郎は、腕のバッジを取り上げた。〜

“ピキュィィィン…バシュ!” “シュピ!シュピ!シュピッ!”

「いくぞ、アリンドウ!」 “ギャァァオゥッ”
「アトミックパァァンチ!」 “ドカッ!バシッ!”
「スワロォォゥキィック!」 “ドギャッ!ズゴォッ!”

〜タロウの攻撃にも、アリンドウはビクともしない。タロウのカラータイマーが赤に変わった。〜

“ポロロピリリポロロピリリ…”

〜タロウが危ない!〜 “バキッ!ドシャン!”

〜タロウが倒れた!タロウが負けた!〜 “ギャァァオゥ”

〜その時、空の彼方から光が射してきた。〜

「タロウ、、タロウ、、、タロウ、、、」

〜あっ!あの声は、ウルトラの母。〜

「おまえに、太陽のエネルギーをあげます。 もう一度戦うのです。
 あなたは強い子です。 がんばりなさい。」 “ビリュッ! グワワワワ!”

「今度は負けない。 ようし、ストリウム光線だ」

“ストリウムコォーセンッ…ビュイイイイイイイ” “ドッグワァァァァン!”

〜やった!タロウが勝ったぞ!〜 “タァァッ…キィィィィィン”

「お母さん、ありがとう。おかげで勝てました。」

〜ウルトラマンタロウは、ウルトラの星がピカリと光るのを見ました。〜

♪チャンチャラチャラ〜…(明るい音楽と女性ナレーター)
「タロウはお母さんのおかげで怪獣に勝てましたね。
 皆さんもお母さんの言う事をよぉく聞いて、元気な良い子になって下さいね。
 『よいこ』 11月号も楽しみにしてね。それではさようなら!」
♪チャンチャンチャ〜ン
「ウルトラセブン・ペリーヌちゃんのなぞなぞクイズレコード」
小学館 『幼稚園』 1978年11月号ふろくフォノシート。カルピスファミリー劇場とウルトラが驚異のコラボ!
ペリーヌの声はご本人、鶴ひろみさん。セブンは青二プロダクションのどなたかだと思います。

♪のんびりした曲と共にトークスタート

「『幼稚園』のみなさん、こんにちは。僕はウルトラセブンです。
今日はペリーヌちゃんがウルトラの国に遊びに来ています。」

「こんにちは。わたしペリーヌ。 今、ウルトラセブンと音当てクイズをしてたのよ。
あなたも一緒に遊びましょうね♪」

セ 「よし、僕が問題を出すよ。初めは動物当てクイズです。この鳴き声は何か判るかなぁ?」

“パアァァァァオゥ! パアァァァァオゥ!”

ペ 「う〜ん、、、何かしら?」

セ 「ヒントは・・・鼻の長〜い大きな動物です。」

ペ 「あぁ、判ったわ♪ 象ね、象さんだわ。」 “パアァァァァオゥ!”

ペ 「次はわたしの番よ。この声はなぁに?」

“ゴルルァァアアゥッ!”

セ 「あれぇ?ヒントはなぁに?」

ペ 「動物のなかで一番強いのよ。」

セ 「判った!ライオンだ!」 “ゴルルァァアアゥッ!”

セ 「次は乗り物の音当てだよ。初めはこれ。」

“ブルルルゥゥゥンッウィィィィィッ!”

ペ 「あっ!これ、スーパーカーの音ね。 それじゃあ、この音はなぁに?」

“キュィィィィィィィィィィィィィィィィィィーーーー!”

セ 「うわ、すっごい音だね。何、これ?」

ペ 「これに乗ると、すごい速さで空を飛んで、遠くの国に行けるのよ。」

“キュィィィィィィィィィィィィィィィィィィーーーー!”

セ 「なぁんだジェット機か。でも僕はジェット機より早く遠くまで飛べるんだぞ。」

“パァオンパァオンパァオンパァオン・・・”

セ 「あっ、パトロールカーだ。どうしたんだろ?」

“ジリリリリリリリリン! ジリリリリリリリリン!”

ペ 「ウルトラセブン、電話よ。」 “ガチャ” 「もしもし、ウルトラセブンですか?」

セ 「はい、そうです。」

ペ 「町に怪獣が現れて暴れまわっています。すぐ助けに来てください!」

セ 「ペリーヌちゃん、僕は怪獣をやっつけに行ってきます。」

ペ 「がんばってね。」

セ 「しゅわぁーっち!」 “シュビィィィィン” 「おっ、あそこで怪獣が暴れているぞ。」

“ギェエェェェェェンッ! ギェエェェェェェンッ!”

セ 「怪獣め、悪い事をすぐやめろ!」

“キュゥワァァァッ! キュゥワァァァッ!”

セ 「キックだ! エメリウム光線だ!」 “ビビビビビビビビ・・・”

セ 「よぉーし、とどめは、アイスラッガーだぁ!」 “クャン!ブュィィィィィィン!” 「どうだ、参ったか!」

“ギェェェェェェ・・・”

ペ 「あぁ、よかったわぁ。ウルトラセブンってとっても強いのね。
それではウルトラセブンが帰ってくるまで、わたしがクイズを出すわ。なぞなぞよ。
白い歯と黒い歯で、すてきな音を出すものなぁに? ヒントはこの音よ。」

“ポロロロロン♪”

ペ 「そう、ピアノです。」 “ポロッ♪ポロンッ♪”

ペ 「次ね。赤い体に長いハシゴ。ウーウーうなって火を消すものなぁに? ヒントはこの音。」

“ウゥ〜〜〜〜カンカンカン・・・”

ペ 「判った?そう、消防自動車よ。」

セ 「ペリーヌちゃん、ただいま。」

ペ 「あぁっ、おかえりなさい! ウルトラセブンってとっても強いのね♪
でも、怪獣っていつもやっつけられてかわいそうね。」

セ 「ペリーヌちゃんって、とっても優しいんだね。」

ペ 「それでは『幼稚園』のみなさん、 ウルトラセブンのように元気な・・」

セ 「ペリーヌちゃんのように、心の優しい人になって下さい。」

セ&ペ 「さようなら!」

♪チャララララッチャンチャン、ジャン!
「ウルトラマンとアンのおはなしレコード」
小学館 『幼稚園』 1979年7月号ふろくフォノシート。
前年の「ウルトラセブン・ペリーヌちゃんのなぞなぞクイズレコード」の様なウルトラマンJとアンのからみは無く、前半が “ザ☆ウルトラマン” パート、後半が “赤毛のアン” パートになっています。
ヒカリとウルトラマンの声は富山敬さん。 ナレーションは蟹江栄司さんです。

♪ピラリンピロリン…

ここは科学警備隊の基地です。
ここのヒカリ隊員がウルトラマンになって、私達を怪獣から守ってくれるのです。

“グワァォオオゥッ グワゥッ”

怪獣シーグラが突然、科学警備隊の基地に襲い掛かってきました。

「よおし、すぐバーディ号で出動だ。 発進!」

“キュィィィィィン”

「おっ、あそこで暴れているな。それっ、バーディミサイルでやっつけてやる。」

“ピュィピュィピュィピュィ!”   “グワァッ”

「どうだ、参ったか!」

“ゴワァァァァッ”

「ええぃっ、だめか。すごい怪獣だ。」

“ピュワァァァァァン”

「あっ!しまった、油断した。」

“グァシン!グァシン!”

バーディ号が怪獣に捕まり、地面に叩きつけられてしまいました。

「よし、ウルトラマンになって戦おう。」

ヒカリ隊員はビームフラッシャーを額に当てました。 さあ、ウルトラマンに変身です。

“ピシュィィィィンシュィィィィン…”

「いくぞ、怪獣シーグラめ。はじめはウルトラキックだ。」

“バシッ”

「つぎはウルトラパンチだ。」

“ドギャッ!”   “グワァッ”

「まだ参らないか。よおし、プラニウム光線をうけてみろ!」

“ヒョワァァァァァァァンッ”   “ギョッワァァァァ、ギャアァァァーー!”

「やっと勝ったぞ! すごい怪獣だった。」

“ショワッ!” (これは伊武さん声)

ウルトラマンは怪獣シーグラをやっつける事が出来ました。しかし、怪獣は次々と襲ってくるでしょう。
負けるな、がんばれ、ぼくらのウルトラマン!

♪パーン・パッパッパッ・パァーーーン
「テレビマンガ大行進」〜日本グラモフォン〜1966年
2001年発行・角川書店「円谷 THE COMPLETE」でこのレコードの存在を知って以来、状態の良いモノをずっと探してました。
ウルトラマン・ハリスの旋風・宇宙少年ソラン・スーパージェッター・オバケのQ太郎・快獣ブースカ・チャ子ちゃん・ひょっこりひょうたん島、の主題歌と挿入歌、全12曲入りのLP盤です。

このレコード最大の特長は、新たにアレンジされた楽曲を使って、その歌のオリジナル歌手がセルフカヴァーしている点。
みすず児童合唱団とコーロ・ステルラの 『ウルトラマンの歌』 『特捜隊の歌』 は、早川博二さんによる編曲。どちらも冒頭に効果音あり。
スローで陽気なロカビリーっぽいエレキのリズムが楽しいウルトラマンの歌。
特捜隊の歌は、原曲の勇壮感は多少減り、元気で明るいイメージに。
高橋和枝さんと みすず児童合唱団の 『快獣ブースカ』 は、川上義彦さん編曲。
原曲より のんびりムードに。逆に高橋さんの歌い方はハイテンション気味になってます。
いずれも未CD化の貴重な作品です。
「ジョリーランド/ ウルトラマン」〜ミュージカラーレコード〜1966年
78回転の17cmサイズ盤(何故かLPと表記)。 ピクチャーレコード3枚セットです。
1. A面『ウルトラマンの歌』 B面『あかはなのトナカイ』
2. A面『かいてんもくば』 B面『どんぐりころころ』
3. A面『プンプンポルカ』 B面『クイクワイマニマニ』
歌/川奈いずみ・サニートーンズ 演奏/ミュージカラーオーケストラ 編曲/新良晋一郎

表紙の様に中心に “ジョリーミラー” を置いて回転させると、プラキシノスコープの原理により、鏡に映った盤面の絵が動いて見えます。シンケンマル方式と言った方が判り易い?
飛行ウルトラマンがベムラーにスペシウム光線を発射します。
歌は先述の「テレビマンガ大行進」版にちょっと似てるロカビリーっぽいアレンジ。後に怪奇大作戦主題歌を歌うサニートーンズの渋いコーラスと、エレキベースの陽気なリズムが印象的です。
「ウルトラマンの歌 / 快獣ブースカ」〜ナガオカレコード〜1966年
45回転・20cmサイズ。 “マジックレコード” シリーズの一枚です。
「ジョリーランド/ ウルトラマン」と同じく、中心に “ナガオカマジックミラー” を置いて回転させると、鏡に映った盤面の絵が動いて見えます。
ジョリーランドはピクチャーレコードですが、こちらは幅広ラベルに絵が描かれ、その周囲に音溝が刻まれているタイプ。

演奏/ナガオカレコーディングオーケストラ と記されていますが、2曲ともオリジナル原盤を使用。ただし、伴奏部分に栗原あや子さんの語りがミキシングされています。
1面 『ウルトラマンの歌』 絵は、バルタンにスペシウムを浴びせる飛行ウルトラマン。ラルゲユウスぽい奴も飛んでます。

〜前奏中の語り〜
“あっ!ウルトラマンだっ!”
〜一番と二番の間奏中〜
“つよい・正しい・われらの味方、ウルトラマン。ウルトラマンは光の国からやってきました。”
〜二番と三番の間奏中〜
“自慢のジェットで怪獣をたいじするウルトラマン。地球を守るウルトラマン、しっかりー!”
〜後奏中〜
“みなさんもウルトラマンのように、正しい人になりましょうね。”
2面 『快獣ブースカ』 大作・ミー子が乗ったカゴを首から下げて飛行するブースカの絵です。

〜前奏中〜
“がんばれブースカ君!
 さあ、みんなで一緒に、ちからもちのブースカ君とたのしくうたいましょう。”
〜一番と二番の間奏中〜
“ブースカ君は飛べますよ。 ほら、上手ですね。”
〜二番と三番の間奏中〜
“ブースカ君は元気なよい子のお友達です。
 ブースカ君の好きな言葉は「バラサのサ」…へんてこりんな言葉ですね。
 みんなでもう一度ブースカ君を呼びましょう。 バラサのサ!ブースカ君!”
〜後奏中〜
“不思議な人気もののブースカ君は、いつもみなさんのおそばにいますよ。”

「ウルトラ怪獣えかきうた図鑑」〜サン企画〜1971年
絵かき歌21曲とマン&帰マンの主題歌、そしてドラマが収録されたAB両面プレスのフォノシート4枚組。
後にスペクトルマンとカップリングされたLP盤も発売されてます。

『ウルトラマンの歌』 はオリジナルですが、『帰ってきたウルトラマン』 は、外山浩爾さんと少年少女合唱団みずうみによるカヴァーver.です。
ドラマ『かいじゅう大あばれ!』 は、ウルトラマン第8話・怪獣無法地帯を約4分に編集したモノ。

裏が絵かき歌練習板になってる “ウルトラ大怪獣したじき” と、描き方シートが21枚付いてます。
アーストロン、ザザーン、(帰)ウルトラマン、タッコング、サドラ
キングザウルス三世、グドン、ゴルバゴス、ダンガー、ゴーストロン
ステゴン、ピグモン、レッドキング、アントラー、ジラース
ペスター、ジャミラ、ゴルドン、ガボラ、カネゴン、バルタン星人
作詞/西岡りき、川西義人  作曲/玉野良雄  演奏/楽団ユニ
歌/森功至、朝戸鉄也、栗葉子、高橋和枝

ちなみにピグモンはこんな歌詞です。
(1)無人島だモン多々良島  (2)浜辺に見えるは影二つ
(3)ギロリと見えるがこわくない  (4)そーれもそのはずテレビだモン
(5)ピクピクピクリとみがるな身体  (6)ピクピクピクリとみがるな身体
(7)人間たーちと仲良しだモン  (8)ふんずけたーりは出来ないモン
(9)足並みそろえてあるくんだモン  (10)仲良し怪獣ピグモンだぁ〜
どの歌もキャラの素性を考えて練られた内容で、最後にはそれぞれの鳴き声も入ってるという、なかなか良く出来た歌になってますよ。
そんな中、一番の傑作だと思ったのがコレ。
(1)涙が出るほど悲しんだ  (2)叫んでみてもむだだった
(3)不時着した星宇宙の星は  (4)水のない星異常な星だ
(5)元は人間だったのに  (6)地球をうらみ変身し
(7)心も身体もひびわれた  (8)厚いうろこにおおわれて
(9)人の心も今はない  (10)マッハ50のスピードで
(11)ふくしゅうちかいやって来た  (12)悲しい怪獣ジャミラージャミラージャミラ〜
「オールカラー ウルトラ怪獣手帳 No.1」〜美研〜1971年
手帳タイプの怪獣図鑑です。 マン・セブンを含む全44体掲載。
〔4大ふろく〕
・ゴルゴスの絵が描かれた台紙を水に入れてこすると、絵が消えて怪獣の写真が出てくる “マジック水写真”
・紙製の “科学特捜隊マーク”
・同じく “ウルトラ警備隊マーク”
・33回転・直径8cmサイズの “ウルトラ怪獣鳴き声集フォノシート”
聴きたいんですが、うちのレコードプレイヤーのアームは、中心から8cmより内側には進まない仕様なんです…
ここでもガヴァの武器解説がとても勇ましいものになってます。写真がAなのでなおさら滑稽。
でも、ムシバ君たちが書いたと思えば問題無し。
「怪獣なぜなぜ図鑑 1・2・3」〜エルム〜1971年
各巻に、33回転・直径9cmサイズのフォノシートと、本物の “世界の怪獣切手” 2枚(使用済み)付き。
1・2・3のプレゼント券3枚を切り取り、15円切手を同封して送ると、日本万国博切手が貰えました。

フォノシートに収録されているのは、1が 『ウルトラセブンのうた』、2と3が 『ウルトラマンのうた』 です。
イラスト/水気隆義さん・境木康雄さん・木村正志さん・杉尾輝利さん・岡崎甫雄さん・桑名起代至さん・矢野ひろしさんによる、各巻19話、全57話の胸ワクワクなドリームバトル♪

“ピグモンをおそうレッドキング” “ウルトラマン ガバドン、ドラコとたたかう”
“大都会をおそう アントラー、ネロンガ” “ガマクジラ、グビラ 真珠工場をおそう”
“ガボラ、ラゴンにいどむ” “スフラン、マグラ ウルトラマンにからむ”
“ギガス、ケムラーの一騎打ち” “シーボーズ、スカイドン、メフィラス星人のたたかい”
“テレスドン、ヒドラを追う” “サイゴ、キーラ ゼットンにたちむかう”
“ウルトラセブン ゴドラ、メトロン星人” “バド星人、ビラ星人、エレキング、おおあばれ”
“怪力ゴーロン星人、リッガーをなげとばす” “クレージーゴン、恐竜戦車をおそう”
“ダンカン、アイロス星人、大都会をこわす” “ガンダー、ガッツ星人、れいか百四十度の戦い”
“プロテ星人、ボーグ星人をはさむクール星人” “ペギラの冷凍光線をうけるピーター”
“ゴメスをやっつけるリトラ” “ザラブ星人、ギャンゴ、ジラースのたたかい”
“バルタン星人、ベムラーをおうウルトラマン” “グリーンモンス、ブルトンをねむらせる”
“海であばれるペスター、ゲスラ” “ミイラ人間、ドドンゴ ゴモラにいどむ”
“ジャミラをなぐりとばすウルトラマン” “三面怪獣ダダ、スペシウム光線にやぶれる”
“ゴルドンをなげとばすウルトラマン” “ウー、ジェロニモン、日本の中心街をめざす”
“アボラス、バニラ、ザンボラー、あばれる” “アロン、アンノンをなげとばす”
“からみ、吸いつきあうグモンガ、ガイロス” “ゴース星人、パンドン ウルトラセブンに挑戦”
“恐怖のたたかい セブン、ナース、ギエロン星獣” “ペロリンガ星人、テペトにやぶれる”
“ピンチのウルトラセブン フック星人、ガブラ、プラチク星人いかる”
“恐怖のギラドラス、ウルトラセブンに迫る” “ゴーガ、モングラー、トドラをせめる”
“タランチュラ、ゴロー、ナメゴンおおあばれ” “ドラコ、バルタン星人、高速道路をおそう”
“ウルトラセブン大活躍 ギエロン星獣、チブル星人をせめる”
“ジャミラ、ケロニア ウルトラマンをおそう” “恐怖のたたかい アイアンロックス、ギラドラス”
“海の大決戦 ペスター、ウルトラマン、ザラブ星人”
“アイ・スラッガーでやられるワイアール星人” “マグラ、ゴモラ 地上にあらわれる”
“プロテ星人 ビラ星人をせめる” “ウルトラマンにいどむ ザラガス、メフィラス星人”
“アイロス星人 ガンダーを吹きとばす” “ウルトラマンにやられる アントラー、レッドキング”
“メトロン星人、バド星人 ウルトラセブンと対決” “東京湾であばれる ラゴン、ゼットン”
“キングジョー、イカルス星人をやっつける” “ネロンガ、テレスドン 真夜中の対決”
“宇宙の大決戦 セブン、ペガッサ星人、ベル星人” “スフラン、ヒドラにからみつく”
“ビートル号 ガボラ、ジラースにせまる”
“ボスタング、ケムール人のたたかい おどろくカネゴン”
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