2003.8/3「ウルトラマンフェスティバル2003」近鉄あやめ池遊園地 |
ショータイトル「いつかみた宇宙(そら)」 “無限に広がる宇宙・・・今、新たな戦いが幕を開けようとしていた。” 惑星と星々が輝く舞台上で、スペースコロナとカオスヘッダー・イブリーズの葛藤が繰り広げられている。 コロナ「これ以上地球に近づくのは待ってくれ」 カオス「邪魔をするなコスモス!我々はもうお前達を信じない」 コロナ「君達にいったい何があったんだ」 カオス「黙れ!今この世界には一つの意志が必要なんだ。そうすれば醜い争いも無くなる!」 コスモスの制止を振り切り、カオスヘッダーは地球へと向かう。 「カオスヘッダー・・・何があったんだ・・・」 お姉さんの登場。会場の紹介の後、TV版最終回でのカオスヘッダーとの和解についてお話しします。そしてみんなの勇気の声の確認。「ガンバレー!!!」 そこにカオスヘッダー登場。私達の優しい心を解かってくれたのでは?と問うお姉さんに、人間の心が解からなくなったというカオスヘッダー。 「お前達は何を求める?憎しみか?それとも争いか?」 お姉さんに向けて光弾を発し闇に消えるカオスヘッダー。すると・・・ 「人間は、争いの無い平和な世界を望んでいる・・か?」奥から現れるお姉さんの容姿そっくりのカオスお姉さん!「それは我々の考えと同じだ」 お姉さん「だったら憎しみの心を持つのはもうやめて!」 カオス「憎しみをもたらしたのはお前達ではないか!なぜ憎しみが生まれるか解かるか?それは、それぞれが個々の意思を持つからだ」 いろんな人がいるからいろんな考えがあるし、解かり合える為にがんばる事ができるというお姉さん。解かり合えなければ憎しみに変わり争いを起こすというカオス。 お姉さん「解かり合う事は簡単じゃ無い。でも憎しみや争いで答えなんか出ないわ」 カオス「この世界の秩序、全ての意思を統一するのが・・答えなのだ!」 お姉さん危うし。と、現れたコスモスが光線を背中で受ける!カオスは再びイブリーズに変態、スペースコロナと再びバトルです。しかしカオスの心変わりの理由を知りたいコスモスは受けに徹してピンチに。そこにティガ登場!だがあくまでもカオスをかばうコスモス。 「僕がなんとかします、まかせて下さい!」逃げるカオスを追うコスモス。 一人になったティガに突如襲いかかるイザク。ティガの攻撃を全く受け付けません。ピンチに現れたのは初代ウルトラマン。格闘の末、イザクをおとなしくさせ自分の住処に帰らせました。 そして怪しい気配が・・「何者だっ!」 花道から登場したのはイーヴィルティガ。「俺も力になれないか?」 ティガを倒しても人々は受け入れてはくれない。ならば醜い心を捨ててできる事をしたいというイーヴィルに、お前の犯してきた罪の大きさから受け入れる事はできないというマン。 ティガ「かつて、私の体の中には闇の血が流れていました。それは変えようのない事実です。けれど今は光として、ウルトラマンとして戦っています。だから・・・」 マン「解かっている。私も希望を捨てているわけでは無い。だが、まだあの目を信じる事ができない。」 〜目バリが嫌いなのか?マン(笑)私はアバレキラーのような口調が信用ならんと思いますが。千早村様、前からあんな口調でしたっけ?〜 油断はするな、と言い立ち去るマン。 イーヴィル「これだけは信じてくれ。俺は、この星を守りたい」 ティガ「同じウルトラの戦士として、共に戦える日が来ると信じてる」 去るティガを見つめ、何やら肩を震わせるイーヴィル・・・ 場面は変わり、ここは異次元?ギギとカオスヘッダーの対話。 カオス「おまえの言う、人の優しさが偽りだとはとうてい思えない」 ギギ「人間は恐ろしい生き物だ。怪獣を追いやり、共存という道を捨てたのだ」 カオス「コスモスは人間と共に怪獣を守っていた。怪獣も又人間達に心を許していた」 それは君達カオスヘッダーを追い出す策略で、今でも人間同士の争いが絶えることは無く核兵器などという物でこの青く美しい地球を死の星に変えようとしている、と言葉たくみなギギ。 「君達の力で、この星の秩序を守ってくれ」 人間の優しさに触れ、感情を持ってしまったカオスヘッダー。その純粋さにつけこむギギの計画は始まったばかりだ・・・ お姉さんの中継ぎの後、舞台ではコスモスとカオスヘッダーの戦い。やはりどうしても攻撃できないコスモス。そこに初代マンが来てスペシウム光線を発射!するとイブリーズからカオスウルトラマンの姿に。強大なカオスウルトラマンのパワーに敗れるマン。そしてコスモスも・・ 「カオスヘッダー、、優しさを、思い出してく、れ、、、」 コスモスを追ってきたティガの前に再びイザクが。「あ、操られているのか?」 ティガ一人の力ではイザクに勝てない。そこにイーヴィルが登場しイザクを光線で葬る。 ティガ「敵を倒すことだけが本当の解決じゃ無い」 イーヴィル「あのまま放っておけばお前は負けていたはず」 命の尊さを解かって欲しいというティガ。その会話に割って入ったのはカオスウルトラマン。ギギから渡されたロボット(大鉄塊)も引き連れている。 カオス「もう間もなく地球は一つの意思で統一される。これで憎しみも争いも無くなる」 襲い掛かるカオスとロボット。迎え撃つイーヴィルが光線を放った!・・ティガに向けて?!!! イーヴィル「俺は長い間お前に嫉妬してきたんだ。人間が心底お前を信じている事に。だから、そんなお前を今度こそ葬ってやる!」 3対1で痛めつけられるティガ。子供たちの叫びの中、イーヴィルのとどめが決まる・・・ 「ハッハッハッハッ、、何故そんな悲しい顔をする?ティガがいなくなっても俺がいるではないか。」会場に語りかけるイーヴィル。そしていつのまにか変わっていたカオスお姉さんも、、 「我々もお前達と同じくこの星の平和を望んでいる。だから何も恐れる事は無い、我々は一つだ。そう、個々の意思さえ無ければ悲しみも苦しみからも解き放たれる。全てが一つになれば・・・」 そんなカオスに、俺が神として君臨するというイーヴィル。一触即発のムード・・そこに現れたギギ! 「そう熱くなるな。邪魔者は消えたんだ、これからゆっくり決めればいい」 「さあ、カオスヘッダーの一部となれ・・」 会場のみんなが危ない!みんな、あきらめないで!ウルトラマンは還ってくる。大きな声で、せーの“ウルトラマーン!!!” 会場を包み込むミラーボールの光、変身音と共に暗幕が開き現れる初代マン・ティガ・コスモスエクリプス。奇跡が起こったのだ! マン「平和を侵す者がいる限り、我々は何度でも立ち上がる」 コスモス「そして僕達は絶対に負けない!」 まずはマン対ロボット。頭をチョップするも、硬くて手がしびれる素振りが芸コマ。カモン、カモンのポーズも初代らしくて良いです。最期はやっぱりスペシウムで決まり。 側転、格闘しながら登場のティガとイーヴィル。 ティガ「あの言葉は、嘘だったのか!」 イーヴィル「ハッハッハッ、、本気で信じていたのか。お前はどこまで愚かなんだ」「テイガはこの世界に2人も必要無い」 ティガ「もう、こんな醜い争いはやめにしよう」 イーヴィル「ああ、どちらがティガを名乗るか・・決断の時だ!」 流れるような殺陣に会場も沸きます。そして最期はゼペリオン光線であっさりと決着。千早村様も以前おっしゃっていましたが、ここはやっぱりもう少し光線技合戦をして欲しかったですね。 カオスお姉さんとコスモス登場。どうしても説得したいコスモスにカオスの光線が襲う。それを避けようともせずに体で受け止めるコスモス。 カオス「何故だ?!」 コスモス「僕は、、信じている」 カオス「これ以上我々を苦しませるな!」とどめの光線を放とうとするカオスお姉さん。 そこにお姉さんの叫び「やめて!」手を止めるカオスお姉さん。 お姉さん「コスモスはもう一度あなたと解かり合いたいと思っているの。私達人間は一人一人違う考えを持つ、だから解かり合う事ができるの、優しい心を持つ事ができるの。あなたは人間や怪獣の優しい心を理解してくれたんでしょ?もう一度私達を信じて!私達から心を取り上げないで!お願い・・」 頭を抱えて苦しむカオスお姉さん。いつしかその表情は穏やかになっていた。 カオス「お前に取りついた時、人間は優しさを忘れていない事を悟っていた・・」 コスモス「それなら何故?」 カオス「人間の心はガラスの様に繊細だったから。それが我々にとっては不安だった。こんな弱い生き物が自分達の力で生きて行けるのか・・・」 人間は弱くない、これからも強く生きて行けるから安心してくれ。と、手を差し伸べるコスモスに手を伸ばすカオスお姉さん。そこにギギの放った光線が!消えるカオス。 ギギ「たかが光のウィルスが、意思を持っては危険すぎるからねぇ」 カオスヘッダーに関するデータは全て揃い、それを上回る物を体の中に納めたと笑うギギに、コスモスの怒りが爆発する。だがカオスの力を手に入れたギギは手強い。 コスモス「カオスヘッダーと約束したんだ、、強く生きて行くって、約束したんだ!だから、僕は負けない!」 コスモスの大反撃。会場の大声援!マンとティガも加わり大格闘。そして3人の光線がギギに決まる。 「そ・そんぬぁ、ぶぁかぁなぁ〜〜〜」大爆発! 「今度こそ解かり合えたのに、、カオスヘッダーを、守れなかった、、」ひざまずき悲しむコスモス。と、花道からキングが登場。 「悲しむ事は無い。君達はカオスヘッダーを守る事ができたのじゃ」 キングが手を差し出すと、そこに現れるカオスお姉さん。あの時、会場の子供達やコスモスの、カオスヘッダーを想う心の光に包み込まれて守られたと話すキング。 キング「人は、相手を思いやり助け合う事の素晴らしさを知っておる。それは何事にも勝る力になる。それが人間の強さなのじゃ」 カオス「これが・・人間の強さ・・。君達に出会えて良かった、ありがとう。」 立ち去るカオス。最後、お姉さんの“さようなら”の言葉に振り向き、見せた初めての笑顔。良かったねカオスヘッダー、と私も思わず微笑みました。 ティガ「本当の平和の意味を解かってくれたんですね」 マン「ああ、そしてその想いはこの広い宇宙に広がっていくだろう」 コスモス「この宇宙が優しさで一杯になれば、争いも憎しみも笑って吹き飛ばす事ができる・・・優しさこそが、本当の強さだから!」 “心の絆”が高らかに流れる舞台上、4人のウルトラマンが手を振り終演です。 長文とセリフ多くてすいません。 |