アルヴィス SPECIAL INTERVIEW 【マミ&ファ編】















【砂上真奈美】
さじょう まなみ

23歳。愛知県出身。
主な出演作は、TV
『スターラストシンガーズ』
映画 『墓標』
『ウルトラマンジャスティス
=memories=』等。
幅広いメディアで活躍する彼女の最近の趣味はギターを弾く事。

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【鷺沢弥生】
さぎざわ やよい

神戸出身の18歳。
雑誌モデルを経て、TV 『吹奏戦隊フルーティーX』で女優デビュー。
仕事も私生活も元気一杯な現役女子高生。

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アルヴィスの放映も3クールを過ぎ、これから終局に向かってますます撮影にお忙しいお2人に直撃インタビューです!

砂上さん、アルヴィスの主役に抜擢されてどうでしたか?


ええ、毎日とても刺激的です。初めての経験でしたが、スタッフや共演者の皆様に助けて頂いて何とかやっています。

“マミ”を演じるのは大変だと聞きましたが。

はい。初めて台本を頂き役柄について聞いた時は、そんなに詳しい説明がなかったんです。ただウルトラマンに変身する女の子だと。 それで、「ああ、昔見たTVの主人公を思い描けばいいのかな」って、単純に思っていたんです。
でもお話が進むにつれて、徐々に“マミ”という役の深さが見えてきて、これは大変な役を引き受けたなって・・・。


伽羅監督[編集部注※ウルトラマンアルヴィスのメイン監督]の演技指導は厳しかったそうですが。

良く怒られていました(笑)。
“マミ”は勇気のある女性で、その為にアルヴィスに選ばれました。 でも、“マミ”はアルヴィスが助けてくれた行為に対して、自身を貸してあげている感じですよね。 それが、時間を経るうちに愛情を感じてくると言うか、一体感を感じてくるのです。


よくホームドラマで見られるパターンですね。

ある意味そうですね。
そんな感情の変化が上手く表現できなくて悩みました。
アルヴィスと自分との関係に気づき始め戸惑う女性の表現が難しくて。


ホームドラマと言えば、ドラマ内の“マミ”の家族は本当の親子の様だとファンの間で好評でした。

雷土さんと明子さん[※マミの両親役の東邦映画所属の雷土始さん・那岐坂明子さん。特撮ファンには有名な方々]にはあの撮影後、公私共にお世話になっています。 弟役の大輝くんと一緒にそれぞれのご自宅に招かれて良くご馳走になっているんですよ。

それは楽しそうですね。

ええ。私の実家は名古屋なので、此方では一人暮らしなんです。 ですから、撮影後の食事が不規則だったりしてとても大変でした。それで誘っていただけると直ぐに(笑)。
雷土さん、明子さん、いつもご馳走になっています。また呑みに連れて行ってくださいね♪


頻繁に呑みに行かれるのですか?

多智神さん[※リョウコ隊員]と毎晩(笑)。女同士でよく行くんですよ。監督への愚痴とか発散させて頂いています(笑)。

そうなんですか、意外でした。

お酒大好きなんです♪・・あ、ここカットして下さい(笑)。


他の共演者の方々についてもお聞かせ下さい。

皆さん、良くして頂いています。
永木さん
[※モリオ隊長]は、いつもサングラスをかけてちょっと怖そうな雰囲気に見えますが、実際は可愛い目をされてるんですよ〜。
大変厳格な隊長の役柄ですが、普段の永木さんはとっても朗らかで、皆さんに気を遣われる優しい方なんです。 奥さんからの手作りお弁当の差し入れに照れていたのがとても印象に残っています。

海生さん
[※タヌマ副隊長]には演技について良く相談に乗って頂いたのですが、ご病気の為にやむなく途中降板されてしまい、とても残念でしたね。 いつか又、共演させて頂けたらと思っています。

捷紀さん
[※ナガイ隊員]は、背が高くて本当にかっこいいんです。モデルさんみたいで。
捷紀さんと日笠さん
[※ムロイ隊員]が並ばれるとビジュアル系のバンドメンバーみたいで、違う番組みたいに感じる時があります。
お二人とも歌が上手くて、良くカラオケに誘われるんですが、私は恥ずかしくて観賞専門です(笑)。

多智神さんはスポーツに長けていらっしゃるんで、良くジムに誘われますね。 「真奈美ちゃん、呑むばかりじゃだめよ。体も鍛えなきゃ」って、連れて行かれるんですよ(笑)。
でも多智神さん凄すぎて、同じメニューをしますと体がボロボロになりそうでした。

新世さん
[※オジカ隊員]は、小さい頃から子役としてご活躍されて私より年下でも芸歴は永いので、恐縮する事が多いです。
「真奈美ちゃん、そこは違うんじゃない?」って指摘されると、慌ててしまって。 みっちり演技指導をしてくれる怖い先輩です(笑)。


伽羅監督の印象は?

先程も申し上げたとおり、大変厳しい方です。
監督の作品への想い入れを強く感じていますし、主人公“マミ”への並々ならぬ情熱も感じます。「“マミ”は俺の娘だ」と。
実際に監督ご自身もお嬢さんをお持ちで、父親から娘に向けての想いと願いを“マミ”にぶつけているんだといつもおっしゃってます。
でもその彼女を困難な状況に追い込み成長させてゆく過程に、最初は抵抗を感じていたんです。 物語を通じて、監督の“愛”を感じるようになるまでは。
“マミ”の優しさを失わせないように、強さだけでない力のあり方に配慮した演出に、愛があふれていますよね。 最初の頃はそれが理解できなくて、すぐ反発していた反抗期の娘だったんですよ私(笑)。
「私ならこんな考え方はしない!」とか、「こう行動する!」とか、真奈美として演技していたのだと思います。 それで良く指導を受けました。


そんな頃、もう一人の娘“ファ”が、物語に登場してくるんですね。

ええ。監督から聞かされた時は、驚きまして・・・主役の交代かな?って(笑)。
あんまり演技が下手だったんで、見捨てられたかと(笑)。


“ファ”の登場には、ファンの間でも物議を醸したんですよ。

突然現れて、アルヴィスに変身するんですから、私も驚きました。 私のアルヴィスを盗らないで〜って(笑)。

鷺沢さんに“ファ”役のオファーはいつ頃あったのですか?

アルヴィスの放映が始まってから、しばらくしてからですね。
真奈美ちゃんとは同じ事務所だったので、彼女が主人公でウルトラマンに出演するって聞いて、とても羨ましかったんです。 それでお話が来た時、すぐにお受けいたしました。


ウルトラマンという番組を御存知でしたか?

ええ。実は、

弥生さんのお父さん、ウルトラマングッズ沢山集めているんですよね♪ご自宅に遊びに行って驚きました。

(笑)小さい頃からTVや映画のウルトラマンと慣れ親しんでいました。 人形で遊んだり、DVD見たりしてたんですよ。

御自分の娘さんがウルトラマンの登場人物に抜擢とは、お父さん喜ばれたでしょう。

はい。それはもう大喜びで全ての親類・知人に電話で報告してましたね(笑)。
私は台本を頂いた時、明確にアルヴィスとの関係が述べられていなかったのが、ちょっと不安でした。 敵なのか味方なのか?謎の人物でしたから。悪役だったら父が悲しむだろうなと。


そうですね。番組でも最初の頃は“マミ”と険悪な仲でしたからね。

[※2人お互いを見つめて睨みあう。](笑)


監督は、アルヴィスと“マミ”の関係をもっと深いものにする為に“ファ”を登場させたとか。

はい。説明では“マミ”と“ファ”は、互いを補完しあいながら共闘する仲間だと聞いていました。

でも、台本を頂いた時は、完全に敵対人物でしたね(笑)。憎しみをぶつける怖い役でした。
監督から“マミ”との性格の違いを出すように言われて、大変でした。 私はおっとりしているので、彼女のように激しく怒れるかなって・・・。


良く、弥生さんと控え室で話していました。「ウルトラマンじゃなくて昼ドラ見たい」って(笑)。 アルヴィスと言う恋人を“マミ”と“ファ”で奪い合う恋愛ドラマですね。

それが主婦層にも人気が出た所以でしょうか。
ところで“ファ”は異星人ですが、鷺沢さんご自身は宇宙人は存在すると思いますか?


はい、信じています。
でも生まれた星が違うだけで、地球の人々と考え方は変らないと思います。 相手を羨み、憎しみ、逆にその心を恥じ、相手を愛する・・そんな感情は異星人全てにあると思います。 だからこそ、理解し遭えるかもしれないと思うのです。


ロマンティックな考え方ですね。

はい。そう思って“ファ”を演じています。


二人で変身するウルトラマンと言えば、ウルトラマンAが思い出されますが。

知っていますよ、北斗と南のコンビ合体変身ですよね。憧れていました。私も南夕子になりたいって。

へぇ〜私知らなかった。

でもAと違って、アルヴィスは本質的には“マミ”のウルトラマンなんですよ。昔は私のウルトラマンだったんですけど。
ただ“マミ”が不甲斐無いので、私が横槍を入れるという(笑)。


そうですね。覇気が無いと言うか、優しすぎるんですよね。すぐに弱虫な自分に戻ってしまい自分のせいにしてしまう、そんな主人公でした。
そんな彼女がアルヴィスに変身する力を与えられている。 そして、その力を持て余しているようにしか使えない、そんな姿を見て“ファ”は怒っていたんでしょうね。 アルヴィスは“ファ”にとって別れた恋人みたいなものですから。 昔別れた恋人に偶然出会ったら、彼には出来の悪い新しい彼女がいて、うまくやっているって・・・私なら蹴倒しちゃうね♪


真奈美ちゃん、怖い〜。

体は“マミ”が、戦う心は“ファ”が、アルヴィスを補完していたのだと思います。 そして各々が独立していてもアルヴィスと協調できるんです。

二人で一人でなく、一人が一人であり、二人でもあるウルトラマンアルヴィスですか。

状況に応じて、恋人を取替えっこしていただけかも。

アルヴィスが・・・ね。
「どちらかを選べ」って!(笑)



そんな二人の様子にファンが急増しているようですが、実生活で何か困った事がありましたか?

そうですねぇ・・・役の上での性格が私の本当の性格の様に、皆さん勘違いされて伝わっているようで、困りました。

あっ、それは私もです。

“マミ”は、優しくか弱い女性のイメージがあるんですが、私の性格はどちらかといえば男っぽい方なので、皆さん驚かれるようです。

私はおっとりしていて行動ものんびりしていますから、“ファ”の性格とは全く逆ですね。 お会いする人の殆どが驚かれます。

宝生さん[※ユウコ]に良く言われました。「貴方達二人、役と性格が逆なのね」って。

はい、言われました(笑)。


特に鷺沢さんの“ファ”は、一部のファンに熱狂的な支持を受けていますが、それについては如何でしょうか?

ファンの皆様には、大変感謝しています。
でも、先程申し上げたとおり、“ファ”と私は全く違う人格なので、当惑することもしばしばです。


と言われますと?

特に女性の方が多いのですが、恋や生活での相談に自宅まで来られまして・・・。

ご自宅が、よろず相談所に?

ええ、自宅が占領されてしまって・・・、困りました(笑)。


現在もそうなのですか?

いえ、今は少し落ち着いてきました。ファンの方々とお話していて、判ってくださったようで。
相談事は真奈美ちゃんにお願いしました。


あっ?!それで私の良く行く喫茶店に、なんだか怪しい集団がいるんだ(笑)。

ごめんね、真奈美ちゃん♪でも、それだけじゃないんです。


他にも困った事が?

ファンの一部の方々と、父の気があってしまって、ウルトラマン談義に花が咲いています。 夜中まで、その談義に付き合わされる事があります(苦笑)。

なんと、羨ましい・・・いえ、ファンの皆様、あんまりご迷惑をかけないようにしましょう。

お好きな怪獣はいますか?


ガヴァドンが好きです。あのプリプリとした感じが可愛いですね。 アルヴィスでは、ムルバンガスです。愛嬌があるんで大好きです。

私もムルバンガスが好きですね。


撮影で何か面白いエピソードはありましたか?

夏の撮影が大変でした。制服があまり機能的でなかったので、暑くて大変でした。 真奈美ちゃんは制服の下に水着を着けていて、撮影終了の時にその場で制服を脱ぎ捨てて、泳ぎに行ったりするんですよ。

だって、基地の撮影では目の前が海岸でしたから、着替えるのが面倒じゃないですか。 だから、宝生さんも誘って・・・(笑)。
捷紀さんも日笠さんも良く一緒に行きましたよ。


真奈美ちゃんも宝生さんもスタイル抜群ですから、スタッフの皆の目の保養になっていましたよ♪

ほぉ〜[※好奇な目で]因みに、砂上さんのスリーサイズは??

ひ・み・つ・です。


失礼しました(恥)。

えーっと、物語での“ファ”と“ムロイ”の恋の行方は、今後どうなるのでしょうか?


さあ・・詳しい事は聞いていませんが、監督は何かを考えておられると思いますよ。

そう、そう。何の策も無いなんて考えられません。きっと皆さんを驚かすような事を考えていますよ。

役と同じく実際に鷺沢さんと日笠さんはお付き合いを?

(笑)

いえいえ、とんでもない。日笠さんの女性ファンに怒られてしまいます。それにこの性格ですから・・。
日笠さんはもっと大人の女性がお好みですよ。


あ、そうなんですか、良かった〜。実は私は鷺沢さんの大ファンなのですが・・・よろしければ、つ、付き合って下さい!

(笑)今はアルヴィスが恋人ですので・・
別れましたら考えさせて頂きます。


弥生ちゃん、えらい♪


(泣)・・今後の展開についてお聞かせ下さい。

ついに恋の決着がついたと思われたんですが(笑)。
[※このインタビューは第41話放映後に収録しました]
“ファ”の力を手に入れて最強の戦士になるんですけど、彼女の気持ちや過去の事件を引きずってしまい、またご迷惑を・・・。

それにまだ秘密なんですけど、“ファ”にも新しい役柄が与えられるんです。

ほう。それは初耳です。どんな役なのでしょう?

それはまだ監督から止められていますので、直接には申し上げにくいのですが、今後の重要な役柄とお聞きしています。
“マミ”とアルヴィスが、本当の意味で最強の戦士となった直後に、劇的な変化が周りに起こるんです。


それは楽しみですね。あの場面から一部のファンの間では、“ファ”の役割は無くなったんじゃないかと噂されていたんですよ。

そうなんですか。知りませんでした。
まだまだ“ファ”には、重要な役柄が与えられています。頑張りますので、応援よろしくお願いしますね。


“マミ”も今後の展開では、かなり苦しい立場になるそうですね。

ええ。監督から大体の話は聞いております。
アルヴィスの物語は“マミ”自身の成長の物語とも言えます。
彼女がその中でどの様に決断し、その結果を受け入れてゆくのかを見守ってあげてください。 私も精一杯“マミ”を演じますので、皆さんこれからも応援よろしくお願いします♪


お二人の活躍を楽しみにしています。今日はありがとう御座いました。

ありがとうございました!


〜2005年2月1日 料亭「光乃國」にて〜
撮影/KYARA of delusion fleet
インタビュー/musiba


※妄想艦隊の伽羅さんから頂いた原稿にmusibaが一部加筆して構成しましたm(__)m

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