アルヴィス SPECIAL INTERVIEW 【ユウコ編】















【宝生翠香】
ほうじょう すいか

東京都出身の27歳。
鳳劇団から伽羅プロに移籍後は、舞台・Vシネマ・グラビア等幅広く活躍中。
主な出演作は、
TV 『ウルトラマンA 2005』
『天守物語』 『堕天使』
映画 『紅の勇者』等。
柔道2段の腕前の持主。

ファンレターは

Production伽羅艦まで

今日は撮影スタジオにお邪魔して、アルヴィス後半の重要なキャラクター“ユウコ”を演じる宝生翠香さんにお話を伺います。

宝生翠香です。よろしくお願いいたします。

“ユウコ”の立場について宝生さんはどの様な印象をお持ちですか。

そうですねぇ。彼女は不幸にも家族を主人公達に殺されてしまいます。 地球防衛という大儀の為に失われた命が多数あり、彼女もその犠牲者となってしまったのです。
それは誰が悪いとかじゃなく、どうしようもない事なのかも知れません。 でも、犠牲者側から見れば、絶対に許せない事なんですよね。


大局的な見地を“ユウコ”は理解していないのでしょうか?

“ユウコ”も頭では判っていると思います。 理解はしているんですが、失った家族への悲しみと慟哭を抱えたまま苦しんでいたのです。 そこに現れたのが、当事者の“マミ”と“ファ”。 彼女達が、もっと任務一辺倒なら、“ユウコ”も憎しみをぶつけ易かったと思います。 でも、そうじゃなかった。

彼女達も自分と同じ様に悩み苦しむ人間だったと。

そうですね。
しかし、憎しみと悲しみをぶつける相手は絶対に必要だったのです。“ユウコ”自身が、その悲しみから逃げる為に。


初期は特に“ファ”に対して感情を高ぶらせている様に感じられました。

ええ。彼女が異星人である事も要因のひとつでしょうね。

では、何故異星人の“ジュダ”に身を委ねたのでしょうか?

それは、多分“ジュダ”の真意を“ユウコ”が理解したからでしょう。
彼もウルトラの世界で、兄と袂を別ち戦い続けています。メセドメキアの悪の手先として行動していますが、何処と無く現れる優しさを感じる行動に、自分と相通じる部分を見たのでしょう。 彼も私と同じく、アルヴィスに悲しみと憎しみをぶつけているのだと。


なるほど。同じ痛みを有する異星人だったから・・ですね。


ユウコと言う名前については?


この名前が以前にウルトラマンのシリーズで使われていた事知らなかったんです。ファ役の弥生さんから詳しく教えてもらいました。
ウルトラマンに変身する女性という事で、まさに私達の大先輩。ファンの間では伝説的なヒロインなんですね。


演じられた星光子さんはそのファンの声援に応えて、一時は引退されていた芸能活動を再開されました。

私もそんな偉大な名前に負けないように、そしてファンの皆様に永く愛される様に頑張ります。 [※この取材後、『ウルトラマンA 2005』南夕子の娘役として主演決定。宝生さん、おめでとうございます!]

ジュダの印象はどうですか?

やはり彼も純粋な心の持ち主であるが故に、間違った解釈をしてしまったんです。 ですから、同じ境遇の彼女を選んだのだと思います。本来は、アルヴィス側で戦う戦士だったと思うんです。

デザインなどは如何ですか?

アルヴィスと比較するとあんまり似てないかな〜と・・・兄弟なのにね。角生えてるし筋肉質だし(笑)。
初めてデザイン画を見せて頂いた時は、馴染めませんでした。
でも、撮影現場で動いている姿を見て「あれ?結構かっこ良くない?」って。それからは大好きになりました。

これは後で聞いた話なんですが、ジュダのデザインはギリギリまで決まらなくって数多くのデザイン画が起こされたそうなんです。視聴者からも募集したりして。さらに一度決定してスーツまで造られたものが再びNGになったなんて事もあって。
[※後にM78星雲人として画面に登場した、ファンの間では金ピカアイドルタイプとして有名なスーツ]スタッフのジュダへのこだわりを感じました。
皆さんの想いがつまったそんなジュダがいとおしくて。イベントで共演する時、「私の最愛の彼です」って紹介するんですよ。


(笑)やはりそうきますか。砂上さん[※マミ]と鷺沢さん[※ファ]も同じ想いだそうですよ。

イベントでの握手会では子供に泣かれてしまうとか?


ええ、毎回(苦笑)。
結構TVの印象が強いので、子供には怖いお姉さんに見えるんでしょうね。 甥っ子も、私がアルヴィスに出演するようになってから近寄らなくなりました。


(笑)複雑な心境ですね。
怖いといえば、伽羅監督はやはり厳しいですか?


砂上さんと弥生さんに対する演技指導は、周りから見てもかなり厳しいと感じますね。でもそれはお2人の役を本当の娘の様に思ってらっしゃる監督の愛情なんです。 だからすごくうらやましいなって思ってました。私は結構自由にやらせて頂いてたので。
それが少し寂しくて、一度お酒の席で監督にグチった事あるんですよ。
「監督は“ユウコ”には過保護ですね」って(笑)。
そしたら、「昔、力道山は猪木と馬場の指導法を変えていたんだよ。でも、どちらも同じ様に愛しているんだよ。」と優しく言われて感激しました。


それはいい話です。・・・(?)
立褄さん
[※ジン]から、アネさんと呼ばれているそうですね。

彼も私と同じ劇団の出身で、私はそこの副劇団長だったんです。 よく劇団員を食事に連れて行ったり、生活の事で相談にも乗っていますから、誰と無しにそう呼ぶ様になりましたね。
でも街中で大声でそう呼ぶのだけはやめて欲しいんです(笑)。


砂上さんはお酒に強いらしいですね。一緒に呑みに行かれたりは?

行きますよ。撮影が終ると即座に周りを引き連れてね。
あの開放感が大好きなんです。
良い仕事をした後の一杯に、日頃の疲れが癒されます。
アルヴィスの女性陣は結構お酒に強いのですが、他の男性陣が弱くて。立褄君などはすぐ潰れてしまうんですよ。その後の介抱が大変で(笑)。
実はこんな事もあったんですよ・・×××
[※編集部判断により自粛]

いやぁそれは大変な事を聞きました。たぶんカットです(笑)。

と言う訳で(笑)本日はお忙しい中、有難うございました。
では最後に一つ。“ユウコ”とジュダの未来は?


はい、多くの見せ場が用意されています。
2人の本当の思いを結実させるような展開が待っており、私も“ユウコ”と共に完全燃焼しますので、これからも暖かく見守ってやって下さい!ありがとうございました。


〜2005年2月10日 東邦ビルトにて〜
撮影/KYARA of delusion fleet
インタビュー/musiba

※妄想艦隊の伽羅さんから頂いた原稿にmusibaが一部加筆して構成しましたm(__)m

ホームに戻る / アルヴィス設定ページに戻る