必殺新世界(2)
「おお、ハブゲン・・」 「・・オオショー!」 「なんや今時分、仕事休みか?」
「サクラのやつが風邪ひいてサッパリや・・飯でも行けへんか?」 昼下がりの天王寺公園 「たまには飯ぐらいオゴれや」「じゃかぁしわい」
「おう、アレ見てみいや」 3人が目にしたものは・・ ゴザを広げ、人形を売るみすぼらしい青年の姿
「おまえ、新入りか?」「は、はい、、」 「こんなとこで商売するガラには見えんけど、なんかワケでもあるんか?」 バクチの借金で妹をトビタに売る契約をさせられたと語る青年
「そら大変やな、まあせいぜいがんばれや」 ここは青年の家 新聞の宝くじ当選発表に目がとまり、
あわてて調べ、そして・・・ 「あ・・・・当たった・・・」 「当たったよぉーーー!!!」
その声に、部屋をのぞく妹、ミホ 「ミホ!」「おにいちゃん!」 「これでもうお前に、身売りなんかさせへんぞ・・」
仕事場からの、 帰り道のオオショー おや?
この前の兄ちゃん? 宝くじが当たった事を聞いて わが事の様にうれしいオオショー
一期一会のお礼に今度オゴると話す青年 その会話を聞いていた怪しい男 ここは青年が借金を作ったバクチの巣窟

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